• トップページ  >  
  • 嗅覚記憶トレーニングによる嗅覚機能に対する効果の検討

嗅覚記憶トレーニングによる嗅覚機能に対する効果の検討

嗅覚記憶トレーニングによる嗅覚機能に対する効果の検討

東邦大学大森病院 リハビリテーション科では、研究に協力してくださるボランティアを募集しています。

研究の背景および目的

嗅覚障害はアルツハイマー型認知症の前駆症状であるとともに、食欲の低下を招くなど生活の質を低下させることが知られています。しかしながら、本邦において嗅覚障害に対するリハビリテーションは確立されていません。
そこで、東邦大学大森病院 リハビリテーション科では、嗅覚記憶トレーニングを行うことが嗅覚機能にどのような影響を及ぼすかを検討することを目的として本研究を計画しました。

この研究で得られる成果は、将来の嗅覚障害に対するリハビリテーション手技の確立につながります。
皆様のご協力をお願いいたします。

研究方法

この研究は、東邦大学医学部倫理委員会の承認を得て実施するものです。
1日目にT&Tオルファクトメーターを用いて嗅覚機能の検査を行い、その後日を改めて2日間にわたり嗅覚記憶トレーニングをします(2.3日目)。その後、また日を改めてT&Tオルファクトメーターを用いて嗅覚機能の検査を行い、嗅覚記憶トレーニングを行った前後で嗅覚機能が変化するかを調べます(4日目)。 原則4日間連続で行うこととします。
T&Tオルファクトメーター: 5種類のにおいを濃度の薄いものから嗅いで頂き、「何かにおいがするか否か」、更に「どのようなにおいがするか」を回答して頂きます。
嗅覚記憶トレーニング:あるにおいを嗅ぎ、記憶して頂き、提示された4つのにおいの中から記憶してもらったにおいに該当するものを選んで頂きます。この過程を2日間で計12セット行います。
所要時間は、T&Tオルファクトメーターは1回約20分程度時間を要し、嗅覚記憶トレーニングは1回約10分程度要します。

募集対象および人数

健康な20歳以上60歳未満の成人で、過去に嗅覚障害、頭部外傷の既往がなく、現在治療中でない、本研究への研究協力に同意して頂ける方
約30名

謝礼

本研究に参加いただける方には薄謝としてQUOカード来院1回につき¥1000、合計¥4000お渡しいたします。

実施場所

東邦大学医療センター大森病院リハビリテーション科 外来 及び
実験室(実験室は病院棟ではなく臨床研究棟にございます)
〒143-8541 東京都大田区大森西6-11-1

連絡先および担当者

ご応募いただいた方には個別に面接を行い、試験項目や実施期間などについて詳しくご説明いたします。本研究にご協力くださる方やご質問のある方は、下記連絡先までご連絡ください。

東邦大学医療センター大森病院 リハビリテーション科
職位・氏名 助教・宮城翠
電話 03-3762-4151 内線 6645