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難治性創傷に対する局所陰圧閉鎖療法施行における創縁皮膚血流変化の検証

難治性創傷に対する局所陰圧閉鎖療法施行における創縁皮膚血流変化の検証

研究の背景および目的

東邦大学医療センター大森病院形成外科では、皮膚の血流評価の研究にご協力いただくボランティアを広く募集しています。
局所陰圧閉鎖療法(Negative Pressure Wound Therapy;NPWT)は傷にカテーテルを留置してドレッシング剤で密閉し、低圧で吸引する治療システムです。NPWTを施行することにより、傷が早く治ることが報告されています。そのメカニズムとして、傷周囲の血流変化が挙げられていますが、実際の臨床において血流変化を評価した研究はありません。そこで、医療用レーザー血流計(ポケットLDF)を用いて傷周囲の血流評価を行い、血流変化と傷が治る事との関係性を明らかにすることを目的として本研究を計画しました。
本研究を行うにあたり、なかなか治らない傷を有する患者の傷と、傷がない方の正常な皮膚それぞれにおけるNPWT施行時の皮膚血流変化を比較検討することで、よりNPWTの治療効果が明らかになると考えています。この研究で得られる成果は、本邦におけるなかなか治らない傷に対する治療の発展につながります。

研究方法

この研究は、東邦大学医学部倫理委員会の承認を得て実施するものです。
手足の正常な皮膚に対して局所陰圧閉鎖療法を設置し、陰圧負荷部と陰圧非負荷部の2ヶ所にポケットLDFのプローブを貼付し、血流量を測定します。外来受診時か入院期間中、1回の参加協力をお願いします。設置後,血流変化を測定するために要する時間は約15分です。

募集対象および人数

募集対象:20歳以上90歳以下 虚血性疾患を有さない健常者 
募集人数:20名

謝礼

この研究へ参加協力いただいた方には、クオカード1000円分を進呈いたします。

個人情報について

研究に利用する情報は、患者様のお名前、住所など、個人を特定できる個人情報は削除して管理します。また、今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報を利用することはありません。
本研究に関してご質問のある方、診療情報等を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。その場合でも、患者様に不利益になることはありません。

連絡先および担当者

東邦大学医療センター大森病院形成外科      
職位・氏名 教授・荻野晶弘               
電話  03-3762-4151  内線   77625