東邦大学医学部微生物・感染症学講座では、研究に協力してくださるボランティアを募集しています。

新型コロナウイルスに対するワクチンの接種が世界中で進行中であり、東邦大学医学部においても3月からワクチン接種が始まる予定です。しかしながら、日本人において、ワクチン接種により抗体価がどのように上昇するのか、どのような人で上がりやすいのか（上がりにくいのか）、どのくらい持続するのかなどに関しては、まだよくわかっていません。
そこで、東邦大学医学部微生物・感染症学講座講座は、東邦大学大森病院、国立感染症研究所感染病理部、アボットジャパン合同会社およびロシュ・ダイアグノスティックス株式会社との共同でワクチン接種前から接種後の血液中の抗体量やサイトカインなどの生体マーカー、免疫応答性などの推移を検討することを目的として本研究を計画しました。
この研究で得られる成果は、新型コロナウイルスワクチンの効果的な利用につながります。
皆様のご協力をお願いいたします。

この研究は、東邦大学医学部倫理委員会の承認を得て実施するものです（倫理委員会承認番号A20118）。
血清中の抗体量、抗体の中和抗体能、血清中サイトカイン（CCL-17, IL-6など）や血液から分離した細胞の免疫応答性などを評価します。
ワクチン接種前および約１週間後、約３週間後、約4週間後（２回目接種の１週間後）の４回の採血（20mL）をお願いします（数日の前後は許容します）。１回の採血にかかる所要時間は約15分を予定しています。
本研究で採血した検体の一部は国立感染症研究所に送られ、中和抗体の測定を行われます。

東邦大学医療センター大森病院の職員で、年2回の定期職員検診を受ける方を対象とし、約 220名を募集します。

本研究に参加いただける方には薄謝として1回の採血に対してQUOカード 1000円分（4回の採血で4000円）をお渡しいたします。

東邦大学医療センター大森病院中央採血室
〒143-8541　東京都大田区大森西6-11-1

ご応募いただいた方には個別に試験項目や実施期間などについて詳しくご説明いたします。本研究にご協力くださる方やご質問のある方は、下記連絡先までご連絡ください。ご質問の内容によって適切な担当者をご連絡します。

東邦大学医療センター大森病院感染管理部
電話　03-3762-4151　内線 3575