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超ハイリスク基準群における統合失調症の発現予測因子の探索研究

超ハイリスク基準群における統合失調症の発現予測因子の探索研究

東邦大学医学部精神神経医学講座では、研究に協力してくださるボランティアを募集しています。

研究の背景および目的

精神疾患は、早いうちに発見し、適切に治療することが大切だと考えられていますが、その具体的な病態生理の解明はまだ十分とは言えません。この研究では、精神疾患の早期段階における方を対象に血液中の生体分子濃度、睡眠状況を調べることで、病態生理の解明に役立てることを目指した研究です。ボランティアのみなさまと精神疾患の早期段階における方の血液中生体分子濃度、睡眠状況を比較することで精神疾患の病態生理を明らかにすることができます。

この研究により精神疾患の特徴についてより詳しく理解することで、今後の治療に役立ちます。皆様のご協力をお願いいたします。

研究方法

この研究は、東邦大学医学部倫理委員会の承認を得て実施するものです。
この研究は、ヤンセンファーマ株式会社との共同研究に基づき実施しています。研究資金はヤンセンファーマ株式会社より提供され共同研究者にヤンセンファーマ株式会社の社員が加わっています。しかしこの研究はヤンセンファーマのお薬の効果を評価するものではなく、データの管理および解析については国立精神・神経医療研究センターのTMC(トランスレーショナルメディカルセンター)にて行われ、ヤンセンファーマ株式会社が関与することはありません。したがって研究結果等にヤンセンファーマ株式会社が影響を及ぼすことはありません。

健常であることを確認するために精神科医により精神疾患を否定するための定型化した質問と面接を受けていただきます。
対象となりましたら約20mlの血液を採取させていただきます。また併せて睡眠状況や心理状態を確認する心理検査を行います。同日より、睡眠、日常の活動を測定するための小さな機器を、24時間装着していただきます(風呂、シャワー等の際は外します)。装着部位は体幹部で万歩計のようにベルトにつけます。機器は円形で直径3cm程度、厚さが1cm程度で重さが9gです。約1か月後に来院いただき、1回目と同様に血液採取、心理検査を行います。あわせて機器から睡眠、日常活動の情報をダウンロードします。

所要時間は、1回の訪問につきそれぞれ約1時間を予定しています(合計2時間)。

この研究に参加していただいた場合、参加のために要する負担を軽減する目的で最高来院1回毎に1万円の謝金をお支払致します。健常対照者の場合は4週で終了するため、謝礼は一回のみです。ただし謝金額は睡眠・活動の機器の装着を守っていただけたかで変わります。
例:4週間毎日きちんと装着していた場合は1万円。4週間中3週間以上4週間未満装着していた場合は7500円、4週間中2週間以上3週間未満装着していただいた場合は5000円、2週間以上装着していなかった場合は交通費分のみの支払いになります。

募集対象および人数

健康な20歳以上の成人で、本研究への研究協力に同意して頂ける方
精神疾患および内分泌系疾患の合併、既往のない方
約5名

実施場所

東邦大学医療センター大森病院精神神経科
〒143-8541 東京都大田区大森西6-11-1

連絡先および担当者

ご応募いただいた方には個別に面接を行い、試験項目や実施期間などについて詳しくご説明いたします。本研究にご協力くださる方やご質問のある方は、下記連絡先までご連絡ください。

東邦大学医学部精神神経医学講座
職位・氏名 助教・田形弘実
電話 03-3762-4151 内線 6770