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歩行分析センサーによる歩行評価に関する基礎的検討:整形外科的手術患者の術前・術後歩容比較および健常者との比較

歩行分析センサーによる歩行評価に関する基礎的検討:整形外科的手術患者の術前・術後歩容比較および健常者との比較

東邦大学医学部社会医学講座衛生学分野では、研究に協力してくださるボランティアを募集しています。

研究の背景および目的

変形性膝関節症および腰部脊柱管狭窄症といった膝関節や脊椎(背骨)の疾患では、骨の変形などのために、腰や脚が痛んだりしびれたりして歩きにくくなります。手術を受けて症状が取れると歩容(歩き方)が変わりますが、その変化をきちんと測定するのは難しく、手術前後の歩容の変化はこれまで詳細には検討されていませんでした。最近、日本電気株式会社(NEC)によって、靴の中敷きに入る小型の歩行分析センサーが開発されました。今回の研究では、このセンサーを普段履いている靴の中に入れて歩容を測定します。歩幅や歩行速度、足の上がる高さなどが測定できます。手術患者さんでは、手術前後の歩容の変化を観察することがこの研究の目的です。東邦大学大森病院整形外科で手術を受ける方が参加されます。
さらに、歩行に支障のない方でも歩容の測定を行わせていただき、手術患者さんとの違いを検討します。この研究で得られる成果は、膝や腰の手術をうける方の手術後の経過を予測したり、効果的なリハビリテーション方法の検討をしたりすることにつながります。皆様のご協力をお願いいたします。

研究方法

この研究は、東邦大学医学部倫理委員会の承認を得て実施するものです。日常生活における歩容、歩数を歩行分析センサーおよび身体活動量計で測定し、居住環境や運動習慣などを質問票でお尋ねします。測定期間は、約1か月間を予定しています。なお、センサー内のデータは定期的にNECのサーバーに送信・保存されますが、あなたのお名前や個人を特定できる情報は送られませんので、どなたのデータなのかをNECで特定することはできません。

募集対象および人数

健康な40-85歳の成人で、本研究への研究協力に同意して頂ける方、40名。歩行に問題を自覚されておらず、スマートフォンをお持ちの方。なお、スポーツを職業としている人(スポーツ選手)は参加できません。

謝礼

本研究に参加いただける方には薄謝としてQUOカード3000円分をお渡しいたします。

実施場所

東邦大学医学部社会医学講座衛生学分野
〒143-8541 東京都大田区大森西5-21-16 ※測定は日常生活の中で行います。

連絡先および担当者

ご応募いただいた方には面接を行い、試験項目や実施期間などについて詳しくご説明いたします。本研究にご協力くださる方やご質問のある方は、下記連絡先までご連絡ください。

東邦大学医学部社会医学講座衛生学分野   教授・西脇 祐司
電話 03-3762-4151 内線 2405