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伴侶動物をはじめとする動物と同一の空間を共有する人がそれぞれ保有するオキシイミノセファロスポリン耐性腸内細菌科細菌の細菌学的および遺伝学的特長を明らかにするための研究

伴侶動物をはじめとする動物と同一の空間を共有する人がそれぞれ保有するオキシイミノセファロスポリン耐性腸内細菌科細菌の細菌学的および遺伝学的特長を明らかにするための研究

東邦大学 医学部 微生物・感染症学講座では、研究に協力してくださる研究対象ボランティアを募集しています(未成年者は不可)。

研究の背景および目的

近年、薬剤耐性菌に対する取り組みが大きく取り上げられています。今耐性菌に対する有効な対策を講じなければ、2050年には耐性菌による死亡者数が死因のトップになるという試算がイギリス政府から公開されました。そのような観点から、世界保健機関は、耐性菌に対しては、人のみならず、抗菌性物質が使われる農畜水産分野や生態系を含めた学際的な取り組みが必要であると指摘し、ワンヘルスアプローチを提唱しています。しかし、伴侶動物などの動物と同一空間で生活する人が保菌する細菌の関連性についての研究報告はありません。
そこで、東邦大学医学部 微生物・感染症学講座は、伴侶動物をはじめとする動物およびそれらの動物と同一空間で生活する人を対象としてお互いが保菌する細菌の関連性について明らかにすることを目的として本研究を計画しました。
この研究で得られる成果は、同一空間で生活する人と動物が保有する細菌の関連性について明らかにし、必要な施策のための根拠として利用されることが期待されます。なお、本研究において解読する遺伝子は分離された細菌のみを対象とし、研究対象ボランティアおよび動物自体の遺伝子を直接解読することはありません。
もし、研究対象ボランティアの方から耐性菌が検出されたとしても病気を発症しているわけではありませんので、治療jは必要ありません。
本研究では、研究対象ボランティアに対して支払われる報酬はありません。また、得られた結果を研究対象ボランティアの方にお知らせすることはありません。
本研究の趣旨をご理解いただき、ご協力下さいますようお願いいたします。

研究方法

この研究は、東邦大学医学部倫理委員会の承認を得て実施するものです。
糞便搬送用の専用容器にて返送された研究協力者と動物の糞便からオキシイミノセファロスポリン耐性腸内細菌科細菌を分離します。
研究対象ボランティアがサンプリングから包装容器に梱包するまで要する時間は約15分程度と考えられます。
別紙の要領で糞便検体を採取して、所定の方法で東邦大学医学部微生物・感染症講座に郵送します。
研究対象ボランティアの申出後、いつでも下記連絡先に連絡すれば研究対象となる申出を撤回することができます。

募集対象および人数

健康な20歳以上の成人で、本研究への研究協力に同意して頂ける方、30名とします。

検体採取場所

研究対象ボランティアのご自宅

連絡先および担当者

本研究に関するご質問や協力撤回の意思をお持ちの方は、下記連絡先までご連絡ください。

東邦大学 医学部 微生物・感染症学講座
職位・氏名 助教 青木弘太郎
電話 03-3762-4151 内線2396