• トップページ  >  
  • 特発性門脈圧亢進症におけるBMPR2・ALK-1遺伝子の構造解析

特発性門脈圧亢進症におけるBMPR2・ALK-1遺伝子の構造解析

「特発性門脈圧亢進症におけるBMPR2・ALK-1遺伝子の構造解析」研究協力者募集

東邦大学医療センター大森病院消化器センター内科、東邦大学医学部病院病理学講座では研究に協力してくださる方を募集します。この研究では特発性門脈圧亢進症(以下、IPH)という病気の成り立ちを調べています。IPHでは門脈の血管壁の細胞が異常増殖し内腔が狭くなることが知られていますが、その具体的な仕組みは分かっていません。そこでIPHの合併症として時折みられる肺動脈性肺高血圧症という病気でも同様に血管壁の細胞が異常増殖することから両者に共通する仕組みがあるのではないかと考えました。
肺高血圧症の患者さんの一部では以前からBMPR2、ALK-1という遺伝子の変異が起こっていることが報告されていました。これらの遺伝子は血管壁の細胞増殖に関わっていると考えられることからIPHの患者さんでもこの変異が起こっている可能性があります。
今回私たちはIPHと診断されていない研究協力者の皆様から得られた血液中のBMPR2遺伝子、ALK-1遺伝子を解析し、IPH患者さんの血液中のBMPR2遺伝子、ALK-1 遺伝子と比較することを計画しています。どうか皆様のご協力をお願い申し上げます。

1. 研究協力者の条件

  • 年齢が20歳以上65歳未満であること
  • 特発性門脈圧亢進症または肺動脈性肺高血圧症、あるいはその両方の病気であると診断されていないこと
  • 血液検査に対して苦痛や恐怖がないこと
  • ご自身の自由な意志で研究協力に同意できること

2. 試験項目および所要時間

この研究への参加協力に必要な期間は1日、時間は約30分です。
研究についての説明、同意書の記入の後に医療機関で行われる一般的な方法で静脈採血を行います。

3. 実施場所

東邦大学医療センター大森病院
〒143-8541 東京都大田区大森西6-11-1

4. 倫理指針

この研究(課題名:「特発性門脈圧亢進症におけるBMPR2・ALK-1遺伝子の構造解析」)は東邦大学医学部倫理委員会の承認を得て実施します。研究協力者にご応募くださった方には、研究内容をご説明し、充分にご理解をいただいた後に書面にてご同意いただきます。なお、同意書にご署名いただいた後で同意を撤回されてもなんら問題はございませんのでご安心ください。

5. 謝礼金

この研究にご参加いただいた方には3,000円分のQuoカードを進呈いたします。

6. 問い合わせ先(担当者)

東邦大学医学部病院病理学講座
講師 若山 恵
電話:03-3762-4151

東邦大学医療センター大森病院 小児科
シニア・レジデント 矢内  俊
電話:03-3762-4151