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新規の天疱瘡抗体病的活性測定法による水疱形成機序の解析

研究の背景および目的

天疱瘡は自己免疫水疱性疾患ですが、現在の病勢の評価法はELISA法で血中の自己抗体の量を測定することが行われていますが病勢と相関しない症例もあり新しい病的活性を直接測定する評価法が望まれていました。そこで、東邦大学医学部_皮膚科学教室では、新しくビーズ凝集法を利用して病的活性測定法を開発することを計画いたしました。この研究で得られる成果は、天疱瘡の診断、病勢の評価、有効な治療の開発につながります。
皆様のご協力をお願いいたします。

研究対象および方法

この研究は、東邦大学医学部倫理委員会の承認を得て実施するものです。

2012年~2021年までに東邦大学医療センター大森病院皮膚科において、「難治性皮膚疾患の血清学的研究」に関する同意書にサインを頂いた症例(約 20例)を対象とします。

採取した血清を用いて 私たちが新たに開発したビーズ凝集法で抑制活性を測定します。診療録(カルテ)から抽出した重症度と、デスモグレインELISAで抗体価を比較することにより病的活性を測定できるかを評価いたします。
今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。

本研究に関してご質問のある方、診療情報を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。

連絡先および担当者

東邦大学医学部 皮膚科学講座
職位・氏名 准教授 石井 健
電話 03-3762-4151 内線 6685

お問い合わせ先

東邦大学 医学部

〒143-8540
東京都大田区大森西 5-21-16
TEL:03-3762-4151