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黄色ブドウ球菌の病原性および薬剤耐性に関する検討

この度、東邦大学医療センター大森病院において、下記のような臨床研究を実施することになりました。患者様個人のお名前や、個人を特定できるデータは一切公表することはありません。何かご不明な点がございましたら、下記窓口にいつでもご相談下さい。

研究背景

黄色ブドウ球菌は様々な感染症の起因病原体であり、時に敗血症や肺炎などの重症感染症を引き起こします。この重症化の機序を明らかにすることは、重症化の予測や治療に役立ちます。今回我々は、様々な感染症から検出された黄色ブドウ球菌を対象に詳細な解析を行い、臨床像との関連性を検討することで黄色ブドウ球菌感染症重症化の機序を解明できると考えています。

目的

関東の大学病院で検出された黄色ブドウ球菌の解析を行い、臨床的特徴を収集することで、黄色ブドウ球菌の病原性を明らかにする。

研究方法

東邦大学医療センター大森病院において、日常診療の一環として実施された培養検査から分離された感染症起因菌を使って研究を行います。研究のために、新たに検査を行うことはありません。保存された細菌は、東邦大学微生物・感染症学講座において、様々な解析を行い、病原性と薬剤耐性について検討します。臨床情報は、診療録から既往歴、基礎疾患、年齢層、性別、感染症の有無、抗菌薬投与歴などを調査します。細菌の特徴と臨床像の関連を調べることを目的としています。
本研究で解析した菌株は、微生物・感染症学講座内の超低温冷凍庫に保管します。また、解析終了後、菌株は薬剤耐性菌バンク(国立感染症研究所・薬剤耐性研究センター)への寄託を予定しています。

調査対象となる患者様

2015年1月から2024年3月の間に東邦大学医療センター大森病院で診察を受けた患者様の中で、培養検査から黄色ブドウ球菌が分離された患者様を対象としています。

調査予定期間

2021年12月~2024年3月

公示予定期間

2021年12月1日~2024年3月31日

患者さまのプライバシー保護について

本研究の過程において患者さまのデータを個人名で扱うことはありません。得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。

調査への参加および拒否

今回の調査に関して新たに患者様に行っていただくことは一切ありません。当院において管理させていただいている患者さまのデータを使用させていただくための公示です。今回の研究で得られた結果に関しては、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告されることがあります。上記の通り個人が特定されるようなことはありませんが、様々な理由により本研究にご協力いただけない場合には、遠慮なくお問い合わせ下さい。本研究への協力・参加は患者さまの自由意志であり、拒否しても患者様が不利な扱いを受けることは一切ありません。
参加を辞退したい方は、公示期間内に下記までご連絡下さい。また公示期間の後でも、公表される前であればいつでも調査への参加を撤回できます。

東邦大学 総合診療科 
講師 前田正
TEL: 03-3762-4151 (内線6515)

相談窓口

東邦大学医学部 倫理委員会事務局(大森学事部)研究相談窓口
連絡先・電話: 03-3762-4151(内線2455・2491)
お問い合わせ先

東邦大学 医学部

〒143-8540
東京都大田区大森西 5-21-16
TEL:03-3762-4151