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COVID-19における血漿中細胞外小胞に着目した重症化マーカーの探索

研究の目的

東邦大学医学部 微生物・感染症学講座では、東北大学病院 麻酔科と共同で新型コロナウイルス感染症の血漿中の細胞外小胞に着目し、重症化マーカーの探索とヒトの血管を構成する細胞にあたえる影響を検討することを目的として本研究を計画しました。この研究で得られる成果は、新型コロナウイルス感染症の重症化早期探知と、その後の治療オプションを広げることが可能になります。

研究対象および方法

この研究は、医学部倫理委員会の承認を得て実施するものです。(A21035)
対象者1:東北大学において2018年3月~2020年3月までに「微生物に応答するヒト白血球のIL-36 cytokinesの役割」(2017-1-1086, 2019-1-714)に参加された健常者の方
対象者2: 2020年10月~2021年9月までにCOVID-19と診断され東北大学病院に入院し「COVID-19感染患者における凝固異常の病態解明に関する前向き観察研究」(2020-1-660)に参加された方
方 法:上記研究で採取されました血液サンプルを使用し、血液内の重症化タンパクの探索を行います。加えて、健常者およびCOVID-19患者の血漿から抽出した細胞外小胞を試験管内で、ヒトの血管内皮細胞を刺激して細胞に発現する分子を解析し、重症化に係る因子とその機能を探索します。

研究に用いられる試料・情報

試料:上記研究ですでに採取されている血液
情報:性別、年齢、COVID-19重症度、臨床で測定された血液データ

外部への試料・情報の提供

本研究では試料を外部に提供することはありません。試料を外部に提供し新たに解析を行う場合には、改めて倫理申請を行い承認を得てから試料の提供を行います。

研究組織

代表施設名:東邦大学医学部 微生物・感染症学講座 研究代表医師:青柳哲史 役職:准教授
共同研究施設名:東北大学病院 麻酔科 研究分担者医師:武井祐介 役職:助教

個人情報について

研究に利用する情報は、患者様のお名前、住所など、個人を特定できる個人情報は削除して管理します。また、今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報を利用することはありません。

本研究に関してご質問のある方、診療情報等を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。その場合でも、患者様に不利益になることはありません。

連絡先および担当者

東邦大学医学部 微生物・感染症学講座
職位・氏名 准教授・青柳 哲史  
電話 03-3762-4151  内線  2391
お問い合わせ先

東邦大学 医学部

〒143-8540
東京都大田区大森西 5-21-16
TEL:03-3762-4151