血流感染症の患者より分離されたグラム陰性桿菌の微生物学的解析
研究の目的
東邦大学医学部微生物・感染症学講座では、長崎大学病院および愛知医科大学病院と共同で血液から分離された細菌を対象に抗菌薬の効果や抗菌薬が効かない菌の現状とその原因の解明を日本化学療法学会の特定感染症サーベイランス事業の一環として実施します。血液からグラム陰性菌が分離された場合、どのような菌なのかが判明する前に、より適切な抗菌薬治療開始しなければなりません。本研究は、細菌の性質が判明する前に適切な抗菌薬の投与ができるようにすることを目的として計画しました。
この研究で得られる成果は、重症感染症の一つであり、一刻も早い抗菌薬治療が必要なグラム陰性菌による血流感染症に対して、最適な治療を提供することにつながります。
この研究で得られる成果は、重症感染症の一つであり、一刻も早い抗菌薬治療が必要なグラム陰性菌による血流感染症に対して、最適な治療を提供することにつながります。
研究対象および方法
この研究は、医学部倫理委員会の承認を得て実施するものです(A21057_A20041)。
対象者:2020年4月~2023年10月までに東邦大学医療センター大森病院において血液から細菌が分離され、保存されている細菌と、診療録(カルテ)から抽出したデータを解析します。
対象者:2020年4月~2023年10月までに東邦大学医療センター大森病院において血液から細菌が分離され、保存されている細菌と、診療録(カルテ)から抽出したデータを解析します。
研究に用いられる試料・情報
試料:血液から分離されたグラム陰性菌
情報:菌の名前、検査材料、検体採取日、年齢(層)、性別、診療科、患者転帰性別、年齢層 等
情報:菌の名前、検査材料、検体採取日、年齢(層)、性別、診療科、患者転帰性別、年齢層 等
外部への試料・情報の提供
長崎大学病院に血液から分離されたグラム陰性菌と菌の名前、検査材料、検体採取日、年齢(層)、性別、診療科、患者転帰性別、年齢層 等を、個人情報が分からないようにして提供します。また、一部の細菌は愛知医科大学に提供して抗菌薬の効果と抗菌薬が効かない原因が解明されます。また、長崎大学病院は、今回収集した菌株を国立感染症研究所耐性菌研究センターに寄託する可能性があります。
研究組織
代表施設名:微生物・感染症学講座
研究代表医師:舘田一博 役職: 教授
研究代表医師:舘田一博 役職: 教授
個人情報について
研究に利用する情報は、患者様のお名前、住所など、個人を特定できる個人情報は削除して管理します。また、今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報を利用することはありません。
本研究に関してご質問のある方、細菌や診療情報等を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。その場合でも、患者様に不利益になることはありません。
本研究に関してご質問のある方、細菌や診療情報等を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。その場合でも、患者様に不利益になることはありません。
連絡先および担当者
東邦大学医学部 微生物・感染症学講座
職位・氏名 教授・石井良和
電話 03-3762-4151線 2398
職位・氏名 教授・石井良和
電話 03-3762-4151線 2398