脳脊髄腫瘍の硬度と病理に関する研究
研究の目的
脳脊髄腫瘍の硬度は手術摘出率に影響し、正常組織や血管の損傷などの合併症発生率にも関与するとされております。しかしながら、これまでの脳脊髄腫瘍の硬度は術者の主観的な評価にとどまる報告が多く、今までに定量化した報告はほとんどありません。そのため、東邦大学医学部脳神経外科学講座(大森)では、すでに脳脊髄腫瘍の硬度を定量的に測定し、術前画像所見と比較する研究を東邦大学医学部倫理委員会の承認を経て行っております。
今回は、今まで手術で摘出させていただいた腫瘍検体の一部を使用して病理学的に腫瘍の硬度を規定する因子を定量的に検討することを目的として本研究を計画しました。
脳脊髄腫瘍の硬度と病理学的所見を比較することで、術中に使用する手術機器の選択や操作をシミュレーションすることができ、より安全に手術を提供できることが期待されます。
さらに、術前の画像所見とも比較検討することで硬度の予測の精度を高めることができ、手術を受けられる患者さんにより正確な情報を提供し、臨床的に有益な情報をもたらすことができるとも考えております。
今回は、今まで手術で摘出させていただいた腫瘍検体の一部を使用して病理学的に腫瘍の硬度を規定する因子を定量的に検討することを目的として本研究を計画しました。
脳脊髄腫瘍の硬度と病理学的所見を比較することで、術中に使用する手術機器の選択や操作をシミュレーションすることができ、より安全に手術を提供できることが期待されます。
さらに、術前の画像所見とも比較検討することで硬度の予測の精度を高めることができ、手術を受けられる患者さんにより正確な情報を提供し、臨床的に有益な情報をもたらすことができるとも考えております。
研究対象および方法
この研究は、東邦大学医学部倫理委員会の承認を得て実施するものです。
対象者:2012年10月~2018年3月までに東邦大学医療センター大森病院脳神経外科において、脳脊髄腫瘍の手術を受けた症例を対象とします。
方 法:病理検査後に残った試料を用いて脳脊髄腫瘍の硬度を規定する因子を測定し、脳脊髄腫瘍の硬度、その病理所見および術前画像所見とを比較検討します。
対象者:2012年10月~2018年3月までに東邦大学医療センター大森病院脳神経外科において、脳脊髄腫瘍の手術を受けた症例を対象とします。
方 法:病理検査後に残った試料を用いて脳脊髄腫瘍の硬度を規定する因子を測定し、脳脊髄腫瘍の硬度、その病理所見および術前画像所見とを比較検討します。
研究に用いられる試料・情報
試料:脳脊髄腫瘍の手術を受けた症例の病理検査後に残った組織検体
情報:年齢、性別、手術前の画像所見(MRI)、手術前に施行した検査、臨床診断名など
情報:年齢、性別、手術前の画像所見(MRI)、手術前に施行した検査、臨床診断名など
研究組織
代表施設名:東邦大学医学部医学科脳神経外科学講座(佐倉)
研究代表医師: 長尾考晃 役職: 助教
研究代表医師: 長尾考晃 役職: 助教
個人情報について
研究に利用する情報は、患者様のお名前、住所など、個人を特定できる個人情報は削除して管理します。また、今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報を利用することはありません。
本研究に関してご質問のある方、診療情報等を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。その場合でも、患者様に不利益になることはありません。
本研究に関してご質問のある方、診療情報等を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。その場合でも、患者様に不利益になることはありません。
連絡先および担当者
東邦大学医学部医学科脳神経外科学講座(佐倉)
職位・氏名 助教・長尾考晃
電話 043-462-8811 内線 6253
職位・氏名 助教・長尾考晃
電話 043-462-8811 内線 6253