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健常者における味覚リハビリテーション法の研究

研究の背景および目的

高齢化とともに味覚障害の患者数は急増していますが、その多くが原因不明のものであり、確立された治療法がないのが現状です。
本研究では健常の方に対して新たなリハビリテーションの手法を行い、味覚の感受性が向上するかを明らかにすることが目的です。

研究対象および方法

この研究は、東邦大学医学部倫理委員会の承認を得て実施するものです。
この研究では20歳から64歳までの健常の方(約30名)を対象としており、対象者の方に味覚の検査および訓練を行います。
検査は、4種類の味のする溶液を、さまざまな濃度に希釈したものをろ紙に浸し、そのろ紙を薄い濃度のものから順に舌にのせて、はじめて味を認識できる濃度を調べるという検査です。
訓練は、検査で決定した濃度より1段階薄い濃度の溶液と、検査で決定した濃度の溶液を照らし合わせるという訓練を行います。3日間同様の訓練を行います。
4日目以降は溶液をお渡しするので、自宅で同様の訓練を4週間継続していただきます。
4週間経過したところで、再度味覚の検査を行います。
本研究で得られた結果が医学的な専門学会や専門雑誌等で報告されることがありますが、研究対象者の方々が特定されることはありません。

本研究の内容についてご質問のある方や参加を希望される方は、下記の連絡先までご連絡ください。

連絡先および担当者

東邦大学医療センター大森病院リハビリテーション科
職位・氏名 教授・海老原覚、レジデント・大坪優太
電話:03-3762-4151(代表) 6645(内線)
お問い合わせ先

東邦大学 医学部

〒143-8540
東京都大田区大森西 5-21-16
TEL:03-3762-4151