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臨床材料から分離されたクロストリディオイデス・ディフィシル(Clostridioides difficile)の遺伝的特徴を把握するための研究

研究の背景および目的

現在、Pfizer Inc.(ファイザー社)により、Clostridioides difficileワクチンが開発されています。
このワクチンが、種々のClostridioides difficileの毒素を中和できることを確認するためには、毒素の遺伝情報を把握する必要がありますが、今まで、日本の菌株でこれらの情報はありませんでした。そのため、東邦大学医学部 微生物・感染症学講座およびファイザー社は、当施設に保存されている菌株を用いて、毒素の遺伝子のデータを収集し、ワクチンが、日本の菌株由来の毒素を中和することができるか検討する研究を計画しています。
また、患者様の診療情報を用いて、毒素の遺伝子に影響する因子も調査する予定です。

研究対象および方法

この研究は、東邦大学医学部倫理委員会の承認を得て実施するものです。
2016年~2018年に東邦大学医療センター大森病院において、Clostridioides difficile株が保管されている症例で、有効なインフォームド・コンセントを与えることができない患者様(未成年、認知症等、死者)を除いた方を対象とします(最大500株)。
当病院の保管菌株および菌株に付随する患者様の情報(年齢層、性別、採取日、初発または再発、投与抗菌薬、疾患)から、個人が特定できる氏名などの情報を取り除き、新たにシリアルナンバーを付与して、匿名化した後に、海外の研究機関(ファイザー社および検査会社)に送付し、全ゲノムシークエンス解析とリボタイピングを行います。また、患者様の診療情報を用いて、毒素の遺伝子に影響する因子も調査します。
今回の研究で得られた結果は、医学的な専門学会または専門雑誌等で報告され、また、開発中のClostridioides difficileワクチンの参考資料として、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に報告されることがありますが、個人が特定されないよう十分に注意し、マスデータとして取り扱うため、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。

本研究に関してご質問のある方、診療情報やClostridioides difficile株を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。

連絡先および担当者

東邦大学医学部微生物・感染症学講座
職位・氏名 教授・石井 良和
電話 03-5493-5415 内線 2398
お問い合わせ先

東邦大学 医学部

〒143-8540
東京都大田区大森西 5-21-16
TEL:03-3762-4151