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____MRSA菌血症診断法に関する検討

研究の背景および目的

細菌が血液の中に侵入し全身に強い炎症反応を引き起こす菌血症は重篤な病態が多く予後も不良ですが、現在行える検査法では診断が難しい場合があります。最も標準的な検査法としては血液培養検査が挙げられますが、血流内の菌量は微量であることから原因微生物が検出できないことも多く、検出できたとしても病原体名と薬剤感受性結果が判明するまでに少なくとも3〜4日間を要する検査です。菌血症のなかでも黄色ブドウ球菌による感染症は重症となることも多く、特に様々な治療薬に抵抗を示すメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)は重症である上に治療抵抗性を示すことが多い病態です。臨床の現場ではMRSA菌血症の診断を正確に迅速に行う方法が求められています。
そこで東邦大学医学部 微生物・感染症学講座では、___を用いてMRSA菌血症を診断する方法を考えました。___を用いることで簡便で負担も少なく、迅速な診断が可能になることが期待されます。

研究対象および方法

この研究は、東邦大学医学部倫理委員会の承認を得て実施するものです。
東邦大学医療センター大森病院において、細菌検査の目的で提出された残りの____を使って研究を行います。研究に使用しました一部の検体においては、検体に含まれる細菌についての分析が実施されますが、分析対象は細菌に限定したものであり、患者様の遺伝子情報を分析するものではありません。
今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。

利益相反(conflict of interest:COI)

本研究は、研究実施担当者が利益相反を申告している株式会社カネカとの共同研究であるが、結果の解析は合同ミーティングなどにより厳正に行い、結果は科学的かつ公正に評価する。結果の解釈に株式会社カネカは関与せず、結果の解釈に偏りが出ないよう注意します。学会発表および論文発表の際も同様に検討致します。

連絡先および担当者

本研究に関してご質問のある方、本研究に提出された検体の利用を承諾されない方は、下記までご連絡下さい。

東邦大学大森病院 総合診療科
助教 前田 正
TEL: 03-3762-4151 (内線6515)
お問い合わせ先

東邦大学 医学部

〒143-8540
東京都大田区大森西 5-21-16
TEL:03-3762-4151