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肝細胞癌における後ろ向き多施設予後調査研究~血液腫瘍マーカーの意義~

研究の背景および目的

原発性肝細胞癌に対する診断は画像診断と腫瘍マーカー(AFP、PIVKAⅡ、AFP-L3)を主として行われていますが、通常の腫瘍マーカー単独では高い陽性率を得ることは難しく、最終的には画像診断により診断されているのが現状です。
そのため、より高い感度・特異度を有する新規腫瘍マーカーの開発が期待されています。
そこで、東邦大学医学部臨床腫瘍学講座/外科学講座では、原発性肝細胞癌に対する、新規腫瘍マーカーを開発することを目的として本研究を計画しました。
この研究で、開発された新規腫瘍マーカーが早期癌の診断、手術後のモニタリングに有用であるか検証することは、臨床的に意義深いと考えます。

研究対象および方法

この研究は、東邦大学医学部倫理委員会の承認を得て実施するものです。

2013年までに東邦大学医療センター大森病院消化器外科において、原発性肝細胞癌の手術を受け、術前に「新規腫瘍マーカーに関する一連の研究(「悪性腫瘍における新規腫瘍マーカーの探索と有用性の検討」に同意を取得している約30例を対象とします。

過去の診療録(カルテ)(2010年8月~2018年3月)から抽出した腫瘍マーカーと標準的な臨床病理学的因子・予後などを解析することにより、肝細胞癌における腫瘍マーカーの臨床病理学的意義を検討します。

今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。

本研究に関してご質問のある方、診療情報を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。

連絡先および担当者

東邦大学大学院臨床腫瘍学講座/外科学講座
住所 : 143-8541 東京都大田区大森西6-11-1
研究責任者 : 教授 島田英昭
F a x : 03-5763-6016
E-mail : ugi.research@med.toho-u.ac.jp
(お問い合わせは、Fax、e-mail又は郵送でお願いいたします)
お問い合わせ先

東邦大学 医学部

〒143-8540
東京都大田区大森西 5-21-16
TEL:03-3762-4151