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進行/再発非小細胞肺癌治療においてアファチニブ(ジオトリフ®)を処方された方へ

 このたび上記の治療で入院・通院されていた患者さんの診療情報を用いた下記の研究を、実施いたしますので、ご協力をお願いいたします。

1 対象となる方

 2014年5月1日より2016年5月30日までの間に、当院呼吸器内科にて進行/再発非小細胞肺癌治療のためアファチニブ(ジオトリフ®)を処方された方。

2 研究課題名

非小細胞肺癌におけるアファチニブの有効性と安全性の検討(後ろ向き観察研究)
 (※過去の診療データのみを用いるものを、後向き観察研究といいます。)

3 本研究の意義、目的

 上皮成長因子受容体(EGFR)を標的とした分子標的治療薬の一種であるアファチニブ(ジオトリフ®)は、高い有効性が期待される反面、下痢や皮疹などの副作用が問題になることがしばしばあります。副作用に対しては対症療法(支持療法)を行いますが、アファチニブ(ジオトリフ®)を減量・中断せざるを得ないこともあります。アファチニブ(ジオトリフ®)を使用継続できることが治療効果につながると考えられていますが、副作用に認容可能な患者背景、副作用を重篤化させないための支持療法は未だ確立されておりません。また、副作用の対応としてアファチニブ(ジオトリフ®)の減量が、治療効果にどのように影響するかは不明です。
 本研究では、当院におけるアファチニブ(ジオトリフ®)の有効性・安全性の調査とそれに関連する因子の探索、副作用に対する最適な支持療法を明らかにすることを目的とします。これにより、今後の治療戦略を考える上で有用な情報となることが期待されます。

4 本研究の方法

本研究は、対象となる患者さんの診療録から、決められた調査項目を後ろ向きに収集し、評価します。

5 協力をお願いする内容

診療録の閲覧

6 本研究の実施期間

2016年6月1日~2019年3月31日(予定)

7 プライバシーの保護について

  1. 本研究で取り扱う患者さんの診療情報は、個人情報をすべて削除し、第三者にはどなたのものかわからないデータ(匿名化データ)として使用します。
  2. 患者さんの個人情報と匿名化データを結びつける情報(連結情報)は、本研究の個人情報管理者が研究終了まで厳重に管理し、研究の実施に必要な場合のみに参照します。また、研究終了時に完全に抹消します。
  3. なお連結情報は当院内のみで管理し、一切公開いたしません。

8 お問い合わせ先

東邦大学薬学部 実践医療薬学研究室
有山 智博
〒274-8510 千葉県船橋市三山2-2-1
047-472-1640
お問い合わせ先

東邦大学 医学部

〒143-8540
東京都大田区大森西 5-21-16
TEL:03-3762-4151