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トリプルネガティブ乳癌で特異的に発現するmTOR系シグナル分子とmiRNAの解析

トリプルネガティブ乳癌とは、癌の増殖に関わるエストロゲン受容体・プロゲステロン受容体・ HER2の3つを癌細胞が持っていない乳がんのことを言います。トリプルネガティブ乳がんはこの3つの因子とは関係ない増殖のメカニズムを持つため、これらの因子を阻害するホルモン療法などが効きにくく、一般的に予後が悪いと言われています。

トリプルネガティブ乳癌の発がんメカニズムを種々な蛋白質発現、RNA発現を解析することにより、増殖などに関わる因子とその特異性を分子レベルで解析します。

本研究によってトリプルネガティブ乳癌の増殖因子を見つけることにより、効果的な診断や新たな治療戦略が展開されることを期待しています。

2008年~2010年までに東邦大学医療センター大森病院で手術された乳癌の場合、既に採取された乳癌組織を用いて、種々の蛋白質・miRNA発現解析を行わせていただく可能性があります。

この研究への検体利用を拒否しても、今後の治療等への一切の不利益は生じません。

本研究に関してご質問のある方、検体提供をなさりたくない方は下記までご連絡下さい。

本研究についての窓口
東邦大学医学部 病理学講座
講座責任者 三上哲夫
連絡先:研究相談窓口
Tel: 03-3762-4151 内線2222
お問い合わせ先

東邦大学 医学部

〒143-8540
東京都大田区大森西 5-21-16
TEL:03-3762-4151