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抗菌薬 特定使用成績調査 -STFX、LVFX、CPDX、CMZ、PAPM-第11回抗菌薬感受性年次別推移の検討

この度、東邦大学医学部微生物・感染症学講座において「抗菌薬 特定使用成績調査 ‐STFX、LVFX、CPDX、CMZ、PAPM- 第11回抗菌薬感受性年次別推移の検討」を実施いたします。

これまでに、様々な抗菌薬が開発され臨床応用されてきました。しかし、それら全ての抗菌薬に対して抗菌薬が効果を示さない、いわゆる耐性菌が出現しています。抗菌薬はその効果を調べるための検査を実施してから投与することが良いのですが、一般的にはそのような検査結果を待たずに投与される現状があります。その際投与される抗菌薬は、最も効果が期待されるものが選ばれますが、そのためには抗菌薬の有効性に対する最新の知見が必要になります。もし、効果の乏しい抗菌薬が選択された場合は、感染症の治りが遅くなるばかりか、感染症が治らない可能性も考えられます。抗菌薬の有効性については地域や年代よる差が大きく、全国規模の調査を経年的に実施することが重要です。したがって、この研究は有用な抗菌薬を選択するための基礎データを得ることを目的に、1994年から継続してきた調査の継続研究として実施します。

本研究は、咽頭拭い液、喀出痰、気管チューブ、TTA、気管支鏡による採痰、BAL液、中間尿、尿道分泌物、カテーテル尿、便、胆汁、血液、血管内カテーテル、髄液、胸水、腹水、関節液、膿、褥瘡、耳漏、膣分泌物、滲出液から連続的に分離された細菌を対象とし、同時に細菌の名前、採取年月日、どの検査材料から取られたのか、患者さんの入院外来区分、性別、年齢を菌株情報として収集します。また、施設名は収集データには含まれず、記号番号化されるので患者さんが特定されることはありません。

これらの菌株情報は、ネットワークから切り離し、パスワードで保護されたたパソコン上で取り扱い、データ分析には、個人を特定する情報を削除したデータベースを用います。データベースはネットワークから切り離したパソコンで保管します。今回の研究で得られた結果に関しては、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告されることがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。

ご自身やご家族で上述の情報の研究利用を承諾されない場合、あるいは本研究に関してご質問のある方は下記にご連絡ください。

研究責任者: 東邦大学医学部 微生物・感染症学講座
石井 良和
連絡先: 研究相談窓口
03-3762-4151(内線2396)
お問い合わせ先

東邦大学 医学部

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TEL:03-3762-4151