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脊椎手術を施行した透析患者の術後評価と合併症に関する検討

この度、東邦大学医学部整形外科学講座において「脊椎手術を施行した透析患者の術後評価と合併症に関する検討」を実施いたします。

近年、透析患者の平均寿命の延長に伴い、透析脊椎症患者が増加傾向にある。本症による歩行障害は、透析施設への通院が欠かせない患者にとって大きな障害となります。しかしながら保存療法が奏功しなければ手術を選択せざるを得ません。透析患者を手術する場合、心血管系の合併症、術後創部感染、骨移植を行った場合に移植骨の癒合不全、固定した部位の隣接椎間障害等様々な問題点が挙げられます。そこで当科では今まで当院で行われてきた透析脊椎症患者の手術症例を検討し、今後のさらなる手術成績向上のため、その問題点の抽出を行ないます。

本研究では、透析脊椎症で手術を行った症例を対象として、術後成績を検討し、その結果を、今後の手術方針決定の一助とすることを目的としています。
当科において2005年以降、透析脊椎症で手術を行った症例を診療録(カルテ)から抽出し、手術成績、手術成績に影響を与える因子について統計学的に解析いたします。これらの情報は、ネットワークから切り離したパソコン上で取り扱い、データ分析には、個人を特定する情報を削除したデータベースを用います。データベースはネットワークから切り離したパソコンで保管します。今回の研究で得られた結果に関しては、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告されることがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。

ご自身やご家族でカルテに記載された情報を研究に利用することを承諾されない方、本研究に関してご質問のある方は下記にご連絡ください。

東邦大学医学部 脊椎脊髄病診療センター
研究責任者 高橋 寛
研究担当者 井上 泰裕
連絡先:研究相談窓口
03-3762-4151(内線2222)
お問い合わせ先

東邦大学 医学部

〒143-8540
東京都大田区大森西 5-21-16
TEL:03-3762-4151