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放射線医学講座(佐倉)

所属教員名

寺田 一志 / 教 授
磯部 公一 / 准教授
稲岡 努  / 准教授
北村 範子 / 院内講師
粕谷 秀輔 / 助 教
石川 ルミ子/ 助 教
中塚 智也 / 助 教

運営責任者

講座の概要

平成19年5月より東邦大学佐倉病院放射線科に寺田一志が赴任し、神経放射線学、核医学を中心とし、診療、教育、研究に従事してきました。現在、教授1名、准教授2名、院内講師1名、助教3名、レジデント3名の人員で運営されています。放射線診断専門医、核医学専門医、血管内治療(IVR)専門医、放射線治療専門医が常勤し、最新鋭の画像診断機器及び治療機器を導入し、より充実した医療を提供できるように教室員一同努力しています。また、近隣の開業医、地域病院からCT、MRI、核医学の各種画像検査を直接ご依頼いただけるシステムを導入しています。地域医療における医療情報の開かれた窓口としても活用していただけるように努力しています。教育では医学部生や研修医を多く受け入れ、新時代のニーズに対応できる全人的な教育を目指しています。ここ10年間では、博士号(甲)4名、放射線診断専門医4名、核医学専門医2名、IVR専門医1名を取得しています。放射線医学大学院教員を3名が担当しています。これまでの東邦大学放射線医学講座の輝かしい伝統を引き継ぎ、新時代の診療、教育、研究に向けて教室員一同、日々努力しています。

研究の概要

放射線科では、CT、MRI、核医学の画像診断法、精度の高い放射線治療法に関する研究を行っています。主には、脳に関する病気および病態生理に関する研究を寺田教授、放射線治療に関する研究を磯部公一准教授、骨軟部・末梢神経、その他の画像診断に関する研究を稲岡准教授が行い、その他にも血管内治療、IVRに関する研究も進めています。

脳に関する病気および病態生理に関する研究
神経グループでは、MRIや核医学検査を用い、変性疾患の早期診断や重症度評価に有用であるバイオマーカーに関する研究を行っています。

放射線治療に関する研究
放射線治療では定位放射線照射(ピンポイント照射)、4次元CTによる呼吸同期照射、画像誘導放射線治療、強度変調放射線治療(IMRT)といった、高精度かつ低侵襲な最新の放射線治療を日常診療として実現してきました。私達は今後これらをさらに発展させ、この分野において新しいものを創造し、社会や他の研究者に還元してゆきたいと考えています。

骨軟部、末梢神経、その他の画像診断に関する研究
骨軟部、末梢神経領域を中心にMRIを用いた研究を行っています。1mm以下での観察、拡散テンソルおよびトラクトグラフィー、アーチファクト低減に向けた研究を行っています。

血管内治療、IVRに関する研究
肝腫瘍カテーテル治療について塞栓物質の違いによる治療効果についての研究を行っています。血管内ステント留置に対する基礎的な研究を行っています。

代表論文

原著

  1. Sugaya H, Suzuki K, Yoshimura H, Tanaka M, Yamazaki T, Watanabe M, Iwaso H, Inaoka T†, Sugimoto H, Matsuki K, Mikasa M: Osteointegration of a Biocomposite Suture Anchor After Arthroscopic Shoulder Labral Repair. Arthroscopy 35 (12) :3173 -3178 , 2019
  2. Kawaguchi H, Soejima T, Ishibashi N, Akiba T, Hasegawa M, Isobe K, Ito H, Imai M, Ejima Y, Hata M, Sasai K, Shimoda E, Oguchi M, Akimoto T: National survey on total-body irradiation prior to reduced-intensity stem cell transplantation in Japan: The Japanese Radiation Oncology Study Group. J Radiat Res 60 (5) :579 -585 , 2019
  3. Sakakibara R, Tateno F, Aiba Y, Ogata T, Kishi M, Terada H, Inaoka T, Nakatsuka T, Katsuragawa S, Kato Y: Prevalence and clinical features of dual diseases of Alzheimer's disease and dementia with Lewy bodies:A neuroimaging-basedstudy. Neurology and Clinical Neuroscience 2019 (7) :196 -199 , 2019
  4. Aiba Y, Sakakibara R, Tsuyusaki Y, Oki T, Ogata T, Tateno F, Terada H: Neuromelanin-sensitive MRI in the differential diagnosis of elderly white matter lesion form Parkinson's disease. Neurology and Clinical Neuroscience 2019 (7) :322 -325 , 2019
  5. Sakakibara R, Tateno F, Aiba Y, Ogata T, Terada H, Inaoka T, Nakatsuka T: DAT imaging and myocardial MIBG scintigraphy for Lewy body diseases: A clinical-neuroimaging study. Neurology and Clinical Neuroscience 2019 (7) :334 -340 , 2019
  6. Sakakibara R, Tateno F, Aiba Y, Ogata T, Terada H, Inaoaka T, Nakatsuka T, Katsuragawa S: Prevalence of triple/dual disease(Alzheimer's disease, Lewy body disease, and white matter disease). Neurology and Clinical Neuroscience Doi (10.1111) :ncn3 -12377 , 2020
  7. Matsuda H, Yokoyama K, Sato N, Ito K, Nemoto K, Oba H, Hanyu H, Kanetaka H, Mizumura S, Kitamura S, Shinotoh H, Shimada H, Suhara T, Terada H, Nakatsuka T, Kawakatsu S, Hayashi H, Asada T, Ono T, Goto T, Shigemori K: Differentiation Between Dementia With Lewy Bodies And Alzheimer's Disease Using Voxel-Based Morphometry Of Structural MRI: A Multicenter Study. Neuropsychiatr Dis Treat. 15 :2715 -2722 , 2019
  8. Aiba Y, Sakakibara S, Tateno F, Ogata T, Nagano T, Terada H, Inaoka T, Nakatsuka T: Tranient Ischemic Attack: Which Determines Diffusion-Weighted Image Positivity? The Journal of Stroke & Cerebrovascular Diseases :Doi -104397 , 2019
  9. Takamistu Uchi, Tsutomu Inaoka, Noriko Kitamura, Rumiko Ishikawa, Tomoya Nakatsuka, Shusuke Kasuya, Wataru Tokuyama, Nobuyuki Hiruta, Hiroshi Takahashi, Hitoshi Terada: Unexpected discovery of a diffuse astroctoma of the conus medullaris in an elderly NF1 patient. RADIOLOGY CASE REPORTS 15 (6) :784 -788 , 2020


総説及び解説

  1. 稲岡努, 寺田一志: MRI再入門 膝および肩関節MRI. 画像診断 40 (3) :316 -327 , 2020
  2. 稲岡努, 寺田一志: MRIによる末梢神経疾患の診断 -できることとまだできないこと-. 脊椎外科SPINAL SURGERY 33 (2) :141 -143 , 2019
  3. 中塚智也, 稲岡努, 北村範子, 石川ルミ子, 粕谷秀輔, 寺田一志: T2強調像(グラディエントエコー法)で知っておくべきこと 特殊的信号と撮影時の注意. 脊椎脊髄ジャーナル 33 (1) :31 -36 , 2020
  4. 稲岡努, 中塚智也, 北村範子, 粕谷秀輔, 寺田一志: 3T MRI独特のシーケンス ・骨軟部(関節). 臨床画像 2019 (35) :164 -165 , 2019


その他

  1. 稲岡努: クロスヘルスEXPO 2019参加報告. JCRニュース 231 :9 -9 , 2019
  2. 伊藤照生,曽川将宏,上原隼,松本武大,磯部公一,梅田和佳,清水友理,小谷野孝,寺田一志: MRI sagital画像を用いたDeformable image registrationの有用性. 日本放射線腫瘍学会第32回学術大会報文集 31 :411 -411 , 2019


著書

  1. 稲岡努: 6章 脊椎・骨軟部・関節の画像診断技術 2.脊椎疾患の病態と画像. 人体のメカニズムから学ぶ 画像診断技術学 441-460. メジカルビュー社, 東京, 2020
  2. 稲岡努: 1章 画像解剖学の基礎 8.脊椎・脊髄. 人体のメカニズムから学ぶ 画像診断技術学 72-76. メジカルビュー社, 東京, 2020
  3. 粕谷秀輔, 稲岡努, 寺田一志: Ⅲ.検査 15.CT. 泌尿器科グリーンノート 129-130. 中外医学社, 東京, 2019
  4. 北村範子,稲岡努,寺田一志: Ⅲ.検査 16.MRI. 泌尿器科グリーンノート 131-132. 中外医学社, 東京, 2019
  5. 中塚智也, 稲岡努, 寺田一志: Ⅲ.検査 17.核医学. 泌尿器科グリーンノート 133-134. 中外医学社, 東京, 2019

教育の概要

学部

放射線医学の講義を6人が担当しています。全人的な医学教育を目指しています。病院実習では、臨床参加型の要素を取り入れ、各科の垣根を越えて、実習を行える体制作りを心がけています。

放射線医学(臨床編)
(対象学年 3年、7時限を担当)
臨床実習
(対象学年 4年、3週毎に3日間×12グループ)
選択実習
(対象学年 5年希望者2週間×10クール、6年希望者1ヶ月間×3クール)

大学院

放射線医学大学院教員を佐倉病院3名が担当しています。佐倉病院ではここ10年間で博士号(甲)を4名が取得しています。

  1. 修士課程
    共通選択、放射線医学特論
    1)核医学。中枢神経の画像診断。頭部救急の画像診断(寺田)
    2)悪性リンパ腫、消化器癌の放射線治療。泌尿器癌、骨軟部腫瘍、小児癌の放射線治療(磯部)
    3)脊椎、脊髄の画像診断。骨軟部の画像診断(稲岡)

    専攻科目、生体応答系放射線医学
    実習および演習(寺田、磯部、稲岡)

  2. 博士課程
    共通選択
    生体情報伝達障害コース、神経放射線(寺田)
    専攻科目、生体応答系放射線医学
    放射線医学特論Ⅰ
    1)中枢神経の画像診断。認知症の画像診断。
      小児中枢神経の画像診断。脳血管障害の画像診断。脳腫瘍の画像診断(寺田)
    2)小児の画像診断。骨軟部の画像診断。腹部の画像診断。
      救急の画像診断。肩・膝関節および骨軟部腫瘍の画像診断。
      脊椎外傷および脊椎変性症の画像診断(稲岡)

    放射線医学特論Ⅱ
    食道癌の放射線治療。その他の消化器癌の放射線治療。悪性リンパ腫の放射線治療。
    骨軟部腫瘍、小児癌、良性疾患の放射線治療。緩和的放射線治療(磯部)

    実習および演習(寺田、磯部、稲岡)

診療の概要

放射線診断(CT、MRI, 核医学)、放射線治療、Interventional Radiology (IVR)を中心に診療を行っています。放射線診断では100%読影を基本方針とし、翌診療日までに80%以上の読影率を達成しています。救急診療にも対応した体制作りを進めています。放射線治療では、緩和治療、根治照射、高精度照射(強度変調放射線治療(IMRT)や定位照射(SRT))を行い、がん診療連携拠点病院の必要要件である200名/年を達成しています。IVRでは、IVR修練施設として内科、外科などと密に連携を取りながら、病院診療、地域医療に貢献しています。

その他

学会活動

日本医学放射線学会(代議員)
日本核医学会(評議員)
日本神経放射線学会(評議員)
日本磁気共鳴医学会(代議員)
日本小児放射線学会(理事、代議員)
日本放射線腫瘍学会(代議員)
日本放射線科専門医会・医会(理事)
日本がん治療学会
日本IVR学会(代議員)
北米放射線学会(RSNA)
米国神経放射線学会(ASNR)
欧州神経放射線学会(ESNR)

主催学会

NR懇話会(神経放射線研究会)代表(東京で毎月開催)
お問い合わせ先

東邦大学 医学部

〒143-8540
東京都大田区大森西 5-21-16
TEL:03-3762-4151