医学部

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学部長の挨拶

医学部長 渡邉 善則
医学部長 渡邉 善則

東邦大学は、「自然・生命・人間」を建学の精神とした自然科学系総合大学で、医学部は1925年(大正14年)に創立された帝国女子医学専門学校が前身です。2015年(平成27年)には創立90周年を迎え、創立100周年が目前に迫っています。この伝統を踏まえ、学生個々の多様性を尊重し、将来幅広い分野で活躍できる能力を、学生自ら修得できる学修の場を提供することが、医学部の使命と考えています。

医学部を取り巻く社会情勢

わが国は、1954年12月から経済成長率が10%を超える高度経済成長期に入り、“Japan as No.1”と言われるように世界を席巻する時代がありました。1973年第四次中東戦争の勃発にともない、わが国の高度経済成長も終焉を迎えました。以後わが国は低成長時代が続き、未だ低迷期から抜け出せない状況にあります。医学部においても例外ではなく、このような低成長時代でも成長できる財政基盤が求められます。また、受験生すなわち18歳人口は、戦後2度目のピークである1992年の205万人から下降線をたどり、2014年には118万人にまで減少し、その後は119万人~120万人と持ち直しましたが、2018年には118万人と再び減少に転じています。今後はさらに減少を続け、2031年には100万人を割り込むと予測されています。加えて、大学進学率は50%台後半で頭打ちにあり、18歳人口の減少と相まって大学の存続を危ぶむ大きな問題となっています。そして、医学部の教職員は教育・研究・診療活動に従事していますが、臨床現場での医師の過剰労働が問題視され、働き方改革が求められています。最も注視すべきことは、医師に対する社会の要望が変化していることです。専門性の高い高度先進的医療が求められ、同時に、総合診療のできる医師の需要が急速に高まっています。相反するように見えますが、何れも社会の求める医師像であり、医学部教育の段階から、この社会のニーズに応える必要があります。

医学部運営

東邦大学医学部を目に見える形で社会にアピールし、学生や社会に選ばれる医学部であり続ける必要があります。そのためには、医学部を含む東邦大学全体のブランド力を高め、更なる質の向上を目指す必要があります。また、教職員の教育・研究・診療活動の効率化と活性化を図り、社会に一層貢献できる医学部であり続ける必要があります。
以下の2点を運営の中核として、①建学の精神に基づいた人間性教育の強化、②国際化する医学教育への対応を推進、③教育レベルの向上、④教育アメニティの充実、⑤研究に対する教職員の倫理教育の向上、⑥教員の教育・研究・診療への目的意識の向上を図ります。
  1. ブランディング:
    私学である本学の立ち位置は国公立とは異なり、また、他の私学にも無い独自の個性を有するべきと思います。医学部としての更なる体力の増強、すなわち、経常費補助金の更なる獲得で医学部運営を財政面から強化し、独自性のある質の高い教育を提供できる環境を整備し、学生や社会に選ばれる医学部を目指します。
  2. 教育・研究・臨床の連携:
    2016カリキュラムの実施は、医学部教職員全体で取り組む喫緊の課題であり、特に診療参加型臨床実習は目前に迫っています。2018年度中には、実行性のあるプログラムを完成させなければなりません。また、医学部の臨床実習に留まらず、3つの教育病院を有しているメリットを活用し、各病院の特性を生かした卒前臨床実習—初期臨床研修—専攻医研修をシームレスに連動させる必要があります。さらに基礎医学および医学研究科を基盤とする研究活動を含めた、目に見えるキャリアアッププログラムを運用し、社会に貢献できる医師を養成するとともに、東邦大学の将来を担う人材の育成を目指します。
東邦大学医学部の発展には、学生そして教職員の努力が最も重要ですが、同窓の諸先輩そして青藍会のご父母の力が欠かせません。今後も引き続き、ご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
お問い合わせ先

東邦大学 医学部

〒143-8540
東京都大田区大森西 5-21-16
TEL:03-3762-4151