理学部学生15名は,8月30日より9月9日まで,大学間交流協定を締結しているタイのカセサート大学とコンケン大学において海外実習を行いました。国際交流授業は,本学から訪問し,協定校から本学に受け入れることが理想ですが,タイの大学生が本学に実習で来ることが難しい状況でした。そのため昨年より,タイでタイの学生と一緒に実習を行い,交流の機会を持つ形で実習を行なっています。
コンケン大学での実習では,生命圏環境科学科の山崎大志講師,脇司准教授に,タイのマーケットで売られている陸・淡水産貝類,ナマズと雷魚の解剖を扱うワークショップ行ってもらい,コンケン大学の学生と一緒に話し合いを通して学ぶことが出来ました。
コンケン大学での実習では,生命圏環境科学科の山崎大志講師,脇司准教授に,タイのマーケットで売られている陸・淡水産貝類,ナマズと雷魚の解剖を扱うワークショップ行ってもらい,コンケン大学の学生と一緒に話し合いを通して学ぶことが出来ました。
カセサート大学の水産学部の学生とは,シーチャン島のマリンセンターへ行き,グループに分かれて,蟹とサンゴの資源保護の取り組み,海岸での生物調査の1つについて集中して学び,ポスターを作りました。ポスターには,タイ語,日本語,英語での説明を入れました。
ポスター作成後には,自分のグループ以外の学生に英語で説明をしました。
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カニの幼生の放流
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サンゴの養殖
小学校での理科授業に参加したり,托鉢を体験したりと,タイの教育や文化的側面も学ぶ機会もありました。
実習期間中は,タイの学生と一緒に食事に行くなど,ほとんどの時間をタイの学生と一緒に過ごしていたので英語を使ったコミュニケーションを取る機会も多く,お互いに海外の友人を作る貴重な機会になったようです。
この実習は,教職科目,生命圏環境科学科科目,教養科目の単位取得と対応していて,全理学部生が参加できます。本実習は,日本学生支援機構へ「グローバルマインドを持った理系人材のコミュニケーション力向上プログラム」との名称で申請していますので,基準を満たした5名の学生は奨学金を得ることが出来ています。