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【理学部】2024年度 海外体験プログラムA/Ⅰ 実施報告

理学部教養科スポーツ・健康科学教室 澁川賢一

理学部の総合教育科目「海外体験プログラムA/Ⅰ〜Nature Activity Program in Grand Canyon National Park〜」が、2024年8月27日から9月5日までの10日間の日程で実施されました。
このプログラムは、アメリカのグランドキャニオン国立公園を中心に、キャンプ生活やトレッキングを行います。グランドキャニオンでは、雄大な大自然を目の当たりにした感動はもちろんのこと、同行した地球化学教室(化学科)の山口耕生准教授から峡谷の成り立ちに関する解説を受け、さらに往復15km/高低差1000mの日帰りトレッキングでは地質が変化する様相を観察しながら、地球史の数億年の中で起こっていた環境変化の力動を全身で感じました。
今回のプログラムでは、ナバホ族の聖地でもある「モニュメント・バレー」、パワースポットで有名な「セドナ国立公園」、化石となった木が点在する「ペトリファイド・フォレスト国立公園」、隕石が衝突して出来上がった「アリゾナ大隕石孔(メテオクレーター/バリンジャー隕石孔)」を訪れました。最終日にはアリゾナ州都のフェニックスでの自由行動もあり、学生たちはアリゾナ州立サイエンスセンターの見学や、アリゾナ州で先駆けて導入されている無人タクシーも体験しました。また、滞在中は、ネイティブアメリカンの風土や自然観を肌で感じる機会も多くあり、現代の情報化社会の中における自然と人間のあり方について考えさせられました。
この多様なプログラムを通じて、学生たちはグローバルな視点を獲得し、「自然・生命・人間」について多角的により深く考える機会となったことでしょう。
                グランドキャニオン国立公園のビューポイントにて
                          アリゾナ大隕石孔
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