感染症看護の授業が行われました
感染症看護の授業の様子
Covid-19による感染症が継続し、医療従事者にもより一層感染症対策の知識と技術が求められています。東邦大学は令和2年度文部科学省感染症医療人材養成事業に採択され、学生に効果的な感染症に関する高度な知識を身につけた医療人材を養成しています。健康科学部でも感染症看護に必要な知識と技術を身につけるための授業が行われました。一部をご紹介します。

授業・実習は大きく7つに分かれて行いました
1.VRで感染を体験
2.空気・感染予防策
3.N95マスクの効果を確認
4.N95マスクチェック !
5.PPE*)を正しく装着する
6.感染症看護の実際
7.コロナウイルスの付着を確認
*PPE:personal protective equipmentの略で個人用防護具を表します
VRで感染を体験
VRのゴーグルを使って、症状を訴える患者さんを第一線の看護師としてどのように対応するのかを体感しました。

N95マスクチェック
マスクはきちんと装着してこそ感染対策になります。普段のマスクとN95規格のマスクの空気の漏れ具合の違い。またきちんとマスクが装着できているかを空気の漏れで確認していきます。

ウレタンマスクではいかに呼気が漏れてしまうか。N95マスクを"ただしく"装着する難しさを学びます。
感染症看護の実際
シュミレーターを使って、実際の患者さんを再現しました。学生は実際に陰圧にした入口を通って病室に入り、閉鎖式吸引やバイタル測定、体位変換を標準予防策を行って実施します。

PPEを装着し、模擬患者さんに看護を提供します。普段と違う装具を着けての実際を体験しました。
さらに、どれだけ感染リスクが予防できたのかを蛍光塗料で確認します。
コロナウイルスに限らず感染症との戦いは続きます。感染した患者さんが少しでも安心して安楽に療養できる知識と技術を開発し、身につけていきたいと思います。