「夏の学問体験講座」を行いました。
テーマは「子どもに起こりやすい事故と救急蘇生法」でした。
はじめは、子どもに起こりやすい事故についての講義です。
本学では、毎年7月と12月に東邦大学付属東邦中学校・高等学校の生徒さんたちを対象にした「学問体験講座」が開催しています。今年度の夏の講座は、ファミリーヘルス看護領域の小児看護学の教員が担当し「子どもに起こりやすい事故と救急蘇生法」をテーマに実施いたしました。
冒頭は、子どもの事故防止と安全の重要性から学び、続いて子どもの発達と子どもに起こりやすい事故の特徴について学びました。
講義のあとは、子どもの世界の体験です。
講義で学んだあとは、「チャイルドマウス」と「チャイルドビジョン」を作成し、子どもの世界の体験です。
3歳児の最大口径である直径39㎜の「チャイルドマウス」に、おままごとセットのお野菜や積み木を入れて、想像以上に大きなものを誤飲してしまう危険があるということに驚いていました。
「チャイルドビジョン」では、子どもの視野を体験し、「こんなに見えないんだ!」と驚いていました。
最後は、救急蘇生法の講義と演習です。
「子どもに起こりやすい事故」と「事故を防ぐことの重要性」を学んだあとは、救命率を上げるための救急蘇生法について学びました。教員のデモンストレーションの後、生徒さんたち全員が胸骨圧迫、AEDの装着、気道異物除去法を実際に体験しました。皆さん積極的に演習し、とても上手に出来ていました。
講座の終了時には、「楽しく学べた」という声が聞かれていました。また、アンケートでは、「体験出来て授業で習ったことが身に着いた」「事故が起こった時に出来るよう、これからも訓練していこうと思う」などが書かれていました。
これからも、楽しく学ぶことができる講座を企画したいと思いますので、次回の講座も楽しみにしていてくださいね(^▽^)/