額田文庫デジタルコレクション
公氏醫宗玉海 3巻 (存1巻) (コウシ イソウ ギョッカイ 3カン ゾン1カン)/ 公樂地著 ; 私篤古斐斯訳 ; 兒玉順蔵重訳

出版地・出版社 | 大坂 三書堂 |
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出版年 | 萬延1年 [1860] |
冊数・大きさ | 1冊(巻二と巻三を欠く), 26cm |
注記 | 外題 : 公氏醫宗玉海 一 版心に、慥慥齋藏 とあり。 見返しに、萬延元年庚申初夏新雕, 兒玉順蔵譯本, 公氏醫宗玉海, 三書堂發兌 とあり。 |
ドイツの臨床医 Johann Wilhelm Heinrich Conradi (1780-1861)著の内科書の和訳。症候学、鑑別診断などの総論に次いで、熱病から始まる各論が述べられている。各論は、病性、病因、予後、治法、薬性について簡潔に述べられている。病名にドイツ語、ラテン語、オランダ語の読みがつけられている。
J. W. H. Conradiは、ハイデルベルク、ボン、ベルリン、ゲッチンゲンの各大学教授を歴任した臨床医で、本書は、1835年のオランダ語訳からの重訳。
訳者の児玉順蔵(1806-1861)は備前(岡山市)の医家に生まれ赤穂藩で儒医に学ぶ。のちに脱藩し、長崎でシーボルトに師事。蘭方と蘭学を修める。帰藩をゆるされ家老の侍医を勤める。蘭学教授、蘭書の翻訳などにも携わった。その門下より島村鼎甫、石井信義、長瀬時衛、花房義質らの俊才を出した。岡山藩洋学の先達である。
J. W. H. Conradiは、ハイデルベルク、ボン、ベルリン、ゲッチンゲンの各大学教授を歴任した臨床医で、本書は、1835年のオランダ語訳からの重訳。
訳者の児玉順蔵(1806-1861)は備前(岡山市)の医家に生まれ赤穂藩で儒医に学ぶ。のちに脱藩し、長崎でシーボルトに師事。蘭方と蘭学を修める。帰藩をゆるされ家老の侍医を勤める。蘭学教授、蘭書の翻訳などにも携わった。その門下より島村鼎甫、石井信義、長瀬時衛、花房義質らの俊才を出した。岡山藩洋学の先達である。
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