額田文庫デジタルコレクション

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病理各論 12巻(存10巻)(ビョウリ カクロン 12カン ゾン10カン) / 三宅秀著

   
出版地・出版社 東京 三宅秀
出版年 明治13年6月 [1880.6]-明治15年11月 [1882.11]
冊数・大きさ 10冊(2巻と11巻を欠く), 188mm, 洋本通しページ(1-922p)
注記 發兌書舗:東京馬喰町二町目島村利助、同日本橋通三町目丸屋善七、同本町三町目瑞穂屋卯三郎

 三宅 秀(みやけ・ひいず 1848-1938)は三宅艮齋(神田お玉ヶ池種痘所開設に関わった蘭方医)の息子で、1863年(文久3年)の遣欧使節の随行者として渡欧し、帰国後ヘボンに英学を、ウェッダーに医学を学ぶ。加賀藩にて英書翻訳や英学教授に従事した後、1870年(明治3年)より大学に出仕し病理学専任教授となり、1881年(明治14年)初代の東京大学医学部長となった。

 本書は教鞭をとっていた東京大学医学部の病理学の教授書としてかかれたもので、当時の病理学教科書のスタンダード書であった。代表的な全身の疾患を系統別に解説した構成となっており、発症の原因や臨床症状、治療法が記されている。

 本書と同時期に総論にあたる『病理総論(6巻)』を出版しているが、本文庫に所蔵されているのは各論のみである。

 本文庫の各巻には額田ご兄弟の父君篤太氏の印が押されているが、氏は1880年代に東京大学医学部別課第6期生として在籍していたことから、実際に著者の講義を受講する際のテキストとして使用した可能性も考えられる。

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2020年06月30日 更新

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