東邦大学額田文庫所蔵

額田文庫デジタルコレクション

七新藥 3巻 / 司馬凌海著 ; 關寛齋校

シチシンヤク 3カン

出版地・出版者
大阪 秋田屋太右衛門
出版年
文久2年 [1862]
冊数・大きさ
3冊, 220mm
注記
外題 : 七新藥上、七新藥中、七新藥下
版心に、尚新堂藏 とあり。
藏原芳枝の序と、司馬凌海の自序あり。
見返しに、文久二壬戌孟春新雕 凌海司馬虧公損著 七新藥 尚新堂藏 とあり。

 1862年(文久2年)刊。本書は、当時日本に紹介された新薬や新処方のなかから、7種類の新薬について薬効を論じたもの。
 上巻は沃顛(ヨード)、中巻は硝酸銀、酒石酸塩;、規尼(キニーネ)、下巻は珊多尼(サントニン)、莫非(モルヒネ)、肝油で構成される。
 著者が典拠としたのは、長崎海軍伝習所の医師ポンペ(Johannes L. C. Pompe van Meerdervoort)の学説をはじめとするドイツ、オランダ、イギリス、フランス等の最新の学説と各国の薬局方。序文で参考書籍名をあげている。本書で用いられた薬の名前は、薬の成分の分析結果にもとづいた科学的な方法によって新たに名づけられたものである。
 著者の司馬凌海(1840-1879)は佐渡生まれ。江戸で漢学、医学、オランダ語を学び、後に長崎でオランダ医学を学ぶ。英・独・仏・蘭・露・中の6ヶ国語に精通し、日本最初のドイツ語辞典である『和譯獨逸辭典』を出版している。

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