資料の収集
額田記念東邦大学資料室は、学校法人東邦大学の歴史に関する資料を将来に継承していく役割を担っています。そのためには、創立から現在までの沿革、教育・研究・医療、さらには学校運営・学生生活等に関する幅広い資料を、体系的・網羅的に所蔵する必要があります。
しかし、戦時中の東京大空襲により法人施設の大部分が被災したこと、戦後になって大森キャンパス外に各学部・病院・付属校を移転・設立したことなどから、所蔵資料には断片的な箇所が多く、これらの収集はいまだ限定的です。また、法人内の日々の業務においても、未来の「歴史資料」が次々と生産されています 。資料室では、これらの空白部分を補完するべく、適切な資料収集を推進し、法人内はもとより、地域・社会の要請に応えることができるコレクションの構築を目指します。
網羅的に収集する資料
- 帝国女子医学薬学専門学校、帝国女子理学専門学校など東邦大学の前身に関する資料
- 学校法人東邦大学および各所属 の沿革に関する資料
- 学校法人東邦大学の経営、教育・研究・医療に関する資料
- 創立者である額田豊・晉兄弟に関する資料
広範囲に収集する資料
- 額田家(創立者の縁者)に関する資料
- 学校法人東邦大学の関係者(教職員・卒業生)に関する資料
選択的に収集する資料
- 医学史・教育史・女性史など、本学の歩みを理解するうえで重要な資料
- 法人各部署の所在地に関する歴史的・文化的・地域的資料