寄贈資料紹介 ドイツ カイザー・ヴィルヘルム協会絵葉書帳
2022年11月22日つい先日、額田晉のドイツ滞在中の関連資料をご寄贈いただきました。カイザー・ヴィルヘルム協会(現在のマックス・プランク協会)の関連施設を写した絵葉書や写真などが収められている絵葉書帳です。
こちらの資料は、習志野キャンパスで現在開催中の出張展示「額田兄弟の外遊 天下ノ模範トモナリタク」での内容にピッタリです。表紙には”Berliner Tageblatt”の1936年6月26日の夕刊の切り抜きが貼られています。ここには日本から医学の研究者「Susm Mukada」(スペルがいろいろと違いますね!)が訪問してきたことについて書かれています。さらに誰と会っていたかまで親切に書いてあります。ザオアーブルッフとベルクマンの名前はこの資料で初めて出てきました。晉がドイツで訪問した人物の情報として新たに追加できそうです。
この資料にはカイザー・ヴィルヘルム協会の研究所やハルナック・ハウスなどの関連施設の絵葉書などが5枚貼り付けられています。晉がドイツで最も長く滞在していたのがハルナック・ハウスでした。晉が帰国後の1939年に開設した額田医学生物学研究所は、ハルナック・ハウスやその他ヨーロッパ各地の研究所などを見学したうえで建てた場所でした。
展示開催中に関連する資料をご寄贈いただくとは、なんて素敵なタイミングなんでしょう!習志野では晉のドイツ滞在中の写真なども展示していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。
投稿者:スタッフ
カテゴリー:資料について