『ゆめがひろがる おんなのこのでんきえほん』をご恵贈いただきました

先日、西東社さまより『ゆめがひろがる おんなのこのでんきえほん』*をご恵贈いただきました。本学理学部の前身である帝国女子理学専門学校第1回生の猿橋勝子先生のページについて、監修としてほんの少しですが資料室もお手伝いしました。

全編ひらがなとカタカナで書かれているので小学校低学年の子どもが一人でも読みやすく、さらに素敵なイラストも満載です。ひらがなで読める伝記本、とても貴重な一冊だと思います。

この本では世界の女性22人について紹介されており、日本からは猿橋先生の他にも、サザエさんの作者である長谷川町子や公許女医第一号の荻野吟子が含まれています。また、数学者のエミー・ネーターやエイダ・ラブレスなど、子ども向けの伝記本ではこれまで扱われることが少なかったさまざまな地域の女性についても取り上げられています。

以前もこのブログでご紹介したことがありますが、この2年の間に猿橋先生を紹介する伝記本がこちらを含めて3冊刊行されています。猿橋先生は女性科学者の先駆として元から注目されていた人物ですが、最近はこれまでにないペースで猿橋先生が注目されていることを肌で感じています。

性別問わず、多くの子どもたちが魅力あふれる素敵なこの本に出会えることを願っています。

*堀米薫『ゆめがひろがる おんなのこのでんきえほん』西東社, 2022年.

投稿者:スタッフ

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