展示ウラ話—その1 理学部の原点を知るために

10月4日から始まった習志野メディアセンターでの出張展示「家庭科学研究所高等部と科学教育—東邦大学理学部の源流」も3週目に突入しました。資料室サイトのトップページ「お知らせ」欄より展示の詳細をご覧いただけるのですが、皆さまチェックしていただけましたでしょうか?展示のご見学は学内関係者のみが対象となっておりますので、学外の方やご関心お持ちの方は下のリンクよりぜひご確認ください。

さて、今回の展示タイトルにある「家庭科学研究所高等部」、聞きなじみの無い学校だと思いますが、本学の周年誌『東邦大学30年史』と『東邦大学50年史』にそれぞれほんの数ページ記述があるだけで、他にこの学校に関する話はほとんど出てきません。1941年の帝国女子理学専門学校(現 理学部)の開設につながる大事な過程が抜けている……どうにかしなければ!と、スタッフは資料室を担当した頃から、すこし焦りに近いものを感じながら仕事をしていました。

このテーマで企画展をつくるために、本腰を入れて準備を始めたのが今から約2年前。案の定、資料室の所蔵資料のなかに家庭科学研究所高等部に関する資料は少なく、思い当たる限りの文献に体当たりし、学外の多くの方々のお力を借りて調査を行い、ようやくここまでたどり着くことができました。

とはいえ、まだほんの一側面が見えてきたばかりです。今回の展示は、理学部の歴史を紐解くためのスタート地点だと考えています。もし、家庭科学研究所高等部に関する資料をお持ちの方がいらっしゃいましたら、資料室までご一報ください。情報のご提供をお待ちしております。

投稿者:スタッフ

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