猿橋勝子先生の伝記本をご恵贈いただきました

つい先日、汐文社より『はじめて読む科学者の伝記 猿橋勝子 女性科学者の先駆者』*が刊行されました。猿橋先生は本学理学部の前身である帝国女子理学専門学校の卒業生です。(ほんの一部分ですが資料室もお手伝いし、そのご縁でご恵贈いただきました。)

これまでに代表的な猿橋先生の伝記本は『猿橋勝子という生き方』(日本図書センター, 1999年)と『猿橋勝子 女性として科学者として』(米沢富美子, 2009年)の2冊が出されていますが、いずれも子どもたちが手に取るには少し難しい内容でした。

今月刊行された伝記本は「はじめて読む科学者の伝記」シリーズ全4巻のうちの1冊で、子どもにもわかりやすい文章で4人の科学者の人生やその研究内容について紹介されています。シリーズでは猿橋先生の他に、牧野富太郎、中谷宇吉郎、池田菊苗の3人が取り上げられています。

この伝記本をきっかけに、科学の道を志す子どもたちが増えるかもしれませんね。おうち時間が増えている今こそ、ぜひ多くの方におすすめしたいシリーズです。

*清水洋美[文]・野見山響子[絵]『はじめて読む科学者の伝記 猿橋勝子 女性科学者の先駆者』汐文社、2021年

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2017年には習志野メディアセンターで出張展示「人間 猿橋勝子の肖像」を開催しました。内容は下記のリンクからご覧いただけます。

投稿者:スタッフ

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