出張展示「戦時下の理系女子学生」を習志野メディアセンターで開催中

昨日10月22日より、習志野メディアセンターにおいて出張展示を開催しています。
※現在、習志野メディアセンターでは学外の方の利用を中止しています。また、利用証をお持ちの方のみ入館が可能です。

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額田記念東邦大学資料室 出張展示「戦時下の理系女子学生」
【場所】東邦大学習志野メディアセンター 3階回廊(習志野キャンパス)
【期間】2020年10月22日(木)~12月20日(日)
【開館時間】東邦大学メディアセンターのサイトでご確認ください。
      (記事の一番下にリンクがあります。)
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戦時下の学生の様子については、過去にも他大学において学徒出陣などをテーマとした展示が開催されてきました。しかし、男子学生のみならず女子学生が過ごした日々もまた、戦争と切り離して語る事はできません。とりわけ、理系の専門知識を持つ女子学生が銃後で求められた役割については、詳細が明らかになっていない部分が多くあります。

資料室では、戦時下に本学の医学科で学生生活を送った学年の文集を所蔵しています。卒業後、還暦を迎える際に、当時の記憶を次の世代に残すために制作したものでした。今回の展示を開催するにあたり、文集に収められている記憶の断片をつなぎ合わせ、さらにこれらの裏付けや情報の補足をするため、当時の事務員が残した「学校日誌」等の資料や文献などの調査を進めました。

今回の習志野出張展示では「関連書籍コーナー」を設けて、各学部の年史や、戦時下の本学にゆかりのある卒業生・教職員に関連する書籍を揃えています。例えば、本学薬学科卒業生の詩人・茨木のり子さんや、理学専門学校卒業生の地球化学者・猿橋勝子先生に関する書籍などを置いています。こちらもぜひご参考いただければと思います。

また、年明けに大森キャンパスの額田記念東邦大学資料室においても企画展として展示開催を予定しています。新型コロナウイルスの影響により、見学は学内関係者のみが対象となりますが、多くの方に展示内容をご覧いただけるよう、今後、資料室サイトに企画展「戦時下の理系女子学生」の紹介ページを作成する予定です。公開しましたら、またお知らせいたします。

投稿者:スタッフ

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