額田記念東邦大学資料室は開室10周年を迎えました

本日2020年6月9日、額田記念東邦大学資料室は10周年を迎えました。
学内外の関係者に見守られながら、大森キャンパスの医学部本館1階に資料室がオープンしたのは、ちょうど10年前の今日でした。

1980年代に「東邦大学資料館」として創立者関連の資料を展示するスペースが設けられたものの、管理者の不在やキャンパス内のスペース不足の問題が重なり2004年に閉室した過去があります。

2010年に「額田記念東邦大学資料室」として新たに開室して以来、旧展示室の反省を踏まえ、東邦大学の建学の精神と法人全体の歴史を将来に継承し、また広く社会に貢献することを目的に、学内外の多くの方々に支えられながら活動を続けてまいりました。

資料室の業務には、「展示活動」のように皆さまの目に触れる活動の他にも、「資料の調査・収集」、「資料の整理および保存」、「資料の公開およびレファレンスサービス」など様々な業務があります。こうした活動が表に出ることはほとんどなく、資料室の業務というのはベールに包まれがちなのが現状ですが、これらの業務を積み重ねることではじめて「展示活動」に辿り着きます。

現在、新型コロナウイルスの影響により、キャンパスへの学外者の訪問が制限されているため、都内近郊にある大学のほとんどの歴史展示施設が閉館・閉室しています。本資料室も、いつ皆さまに展示をご覧いただけるようになるのか、未だ見通しがついていないのが現状です。この機会に、展示以外の大切な業務についてもこのブログで積極的に取り上げ、多くの方々に日々の業務について知っていただけるよう努めてまいります。

また資料室が再開しましたら、ぜひ一度お立ち寄りください。今後とも額田記念東邦大学資料室の活動を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

投稿者:スタッフ

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