東邦医大通りのナゾの赤い花

東邦医大通り沿いに大森病院2号館から医学部にかけて植えられている木が花を咲かせています。枝の先に赤い花がいくつも咲いている、あのナゾの木のことです。最初は葉が赤くなっているのかと思いましたが、地面に落ちているものを確認したらやっぱり花でした。

かなりの本数が植えられていますが、おそらく本学の職員でもこの木の名前を知っている人は少ないのではないかと思い、今回のネタにしてみました。

ちょうど昨年の冬頃、スタッフが他の調べものをしているとき、本学の昔の広報誌『学園だより』の中に関連記事が載っているのを見つけました。あれから半年、あの花が咲いたら絶対ブログに書くぞ~思い続けて今日に至ります。(長かった……。)

さて、こんな話は置いておいて、記事の内容をご紹介します。

「医学部昭和47年度卒業生からの記念植樹として贈られた海紅豆90本は、この夏、赤い大きな花が咲き、東邦大学通りを飾り、道行く人の目を楽しませた。植物愛好者からは「めずらしい花ですが、なんという木ですか」との問い合わせの電話が沢山かかってきた。また「きれいな花を見せて頂いて、しばらく暑さを忘れましたよ」と感謝の菓子折りが大学に届けられるなど修学環境美化のために寄せられた卒業生の配慮が学内だけでなく学外からも意外の反響を呼び、このところ海紅豆は大森地区の名物になっている。なおこの木は1年に3回花をつけるので冬に向かって再び道行く人の目を楽しませることであろう。」
(「海紅豆の花咲く…東邦大学通り」『学園だより』20号, 1974年より)

原産地が南米の海紅豆、読みは「カイコウズ」だそうです。年に3回も花を咲かせるだけでなく、その美しさから大学に菓子折りが届けられるほどパワフルな木だったとは……。

通りを歩くとき、すこしだけ上を見上げてみてください。ちょうど今なら海紅豆の花がきれいに咲いていますよ!

投稿者:スタッフ

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