「タイガー計算器」を展示しています!

先週末より「タイガー計算器」の展示を開始しました!

最近は電卓でパパっと計算できますが、それ以前はそろばんを弾いたり、上の写真のような「計算器」を使ったりしていました。この計算器は大正から昭和半ばにかけて普及したもので、大本寅次郎が開発したため「タイガー」と名付けられたようです。もしかしたら、見覚えのある方、もしくは使っていたという方もいらっしゃるかもしれません。

さて、現在展示している「タイガー計算器」は、2019年3月に額田医学生物学研究所からご寄贈いただいた資料の中の一つです。

今回この資料を展示するにあたって、まだ動かせるのではないかと思い、使い方をいろいろと調べてみました。なんと手順を解説している動画を見つけることができましたので、さっそく動かしてみることにしました。

いざ、資料を前にすると緊張するものです。
ダイヤルの1の位を4にセットして、ガチャン、ガチャン、ガチャン!
「4×3=12」に成功!(暗算のほうが速いじゃないかとツッコミがきそうですが・・・)

レバーをまわすのは、思っていた以上に力のいる作業でした。
掛け算だけでなく割り算の機能もついています。また、桁の多い数同士の計算もできるようですが、これをできるようにするにはもう少し勉強が必要になりそうです。

2008年には「タイガー計算器No.59」(1923年製造)が情報処理技術遺産に認定されています。本学の資料室で所蔵しているのは製造番号が「No.46125」で、1945年頃に製造されたものです。普段なかなか目にする機会がない計算器、ぜひ一度皆さまにも資料室でご覧いただければと思っています。

投稿者:スタッフ

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