卒業記念の寄贈品は?

さて、今年度も終わりに近づいてきました。
大森キャンパスの桜は満開…とまでは言いませんが、たくさん花が開いています。
ここ最近は、卒業式に参加する袴姿の人が多く見られましたね。

学校の卒業式では、卒業生に記念品が渡されるとともに、卒業生からも学校に対して寄贈品が贈られますよね。卒業生がもらう記念品はキーホルダーや万年筆が多いイメージですが、卒業生から学校へ寄贈するのはピアノや時計でしょうか?

昔はどのような物が贈られていたのか少し調べてみたところ、1935年当時の学校の広報誌『高峯』に、医学科6回生から卒業記念として学校へ贈られた寄贈品について載っていました。

その内訳を見てみると「16ミリ映写機1台、映写幕1枚、電気時計3台」と書いてあります。(映写機…一体なにを観ていたのか気になりますね。)

1930年代半ばといえば、日本では映画がサイレントからトーキーへと移行し始めていたころです。残念ながら資料室に当時の映写機などは残っていませんが、1935年に創立10周年の記念行事で「活動写真室」が設けられていたところを見ると、ここで使用されていたのではないかと考えられます。

もう少し調べてみれば、現在でも大学に残っている昔の寄贈品に出会えるかもしれません。もし見つかったら今度は写真付きで報告しますね!

投稿者:スタッフ

記事一覧に戻る

Top