葉書がつく頃には
2018年12月21日
習志野メディアセンターでの出張展示の会期も、本日で終了となりました。
ご覧いただきました多くの皆様にお礼申し上げます。
さて、いつの間にか街中ではクリスマスソングが流れる時分になりましたね。
資料室でも季節に合わせて飾り付け…はしませんが、
年末にぴったりの資料を見つけたので、展示資料を少しだけ入れ替えました。
新たに2枚の葉書を額田豊先生の資料を展示しているケースの中に
入れたのですが、今日はそのうちの1枚を紹介します。
その葉書の裏面は、豊先生のドイツ留学中の下宿の写真で、
表面には宛先の隣に家族に宛てたメッセージが書かれています。
「ドイツでは毎日雪が降っているけれど元気にしている」
という報告から始まるのですが、その続きには
「西洋ではお正月よりもクリスマスのほうが盛り上がる」
ということが書かれています。
この葉書が書かれたのは1908年。
その当時の日本では、まだ今のように全国的にクリスマスが
広まっていたわけではなかったので、豊先生がわざわざ葉書に書いたときの気持ちが
なんとなく伝わってきますね。
この資料はお正月を過ぎても展示する予定ですので、
気になった方はぜひ見にいらしてください。
投稿者:スタッフ
カテゴリー:資料について