アーカイブ保存修復研修に参加してきました

先週21日と22日に、埼玉の嵐山にある国立女性教育会館で開催された

アーカイブ保存修復研修の実技コースに参加してきました。

(嵐山は海に近い大森よりもずっと寒く、凍えながら駅から会場へと向かいました)



今回の研修には全国各地の図書館や大学の資料室など

さまざまな機関から参加者が集まっていました。



書籍はつくられた時代や地域によってその構造が異なるため

それぞれに応じた方法で修復する必要があります。

今回はそうしたさまざまな書籍の構造や修復方法について学んできました。



穴をあけたり、糸で綴ったり、カッターで切ったり…。

修復の過程には細かい作業が想像以上に多く含まれています。

(手芸好きには最高じゃないか!と思った方、

実際は貴重な資料が相手なので間違いは許されません)



ひとつひとつ丁寧に作業を積み重ねていくわけですが、

修復すれば資料が全てもとの状態に戻るというわけでもありません。

資料を後世に残していくためには、やはり日常的な「保存」が

鍵を握っているということを再確認させられる研修でした。



(写真は修復作業を学ぶために試作した本です、表紙はまだつけていない状態です)

投稿者:スタッフ

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