8月15日の入学式

1945年8月15日、帝国女子医学薬学専門学校の薬学科19回生にとっては
入学式の日でもありました。

この年の4月に大森一帯の空襲で校舎を失った本学は
再建のめどがたつまで休校になり、入学式を行えないまま夏を迎えます。

新入生は自宅待機を命じられていましたが、
その年の8月15日、薬学科の学徒動員先である横須賀の砲兵庁内の講堂で
入学式が行われることになりました。

13時からの入学式のために、薬学科の学生と保護者、併せておよそ300人が
全国各地から集まっていました。
しかし、正午前になると大切な放送を聴くようにと命令が出されたのです。

終戦と入学式の日を同時に迎えた彼女たちの学年は
その後の薬・理の習志野移転の時期とも重なり、
混乱した状況のもとで学生生活を送ることになります。

当時の関係者の記憶に深く刻まれたこの年の入学式、またその後の習志野移転については
『東邦大学五十年史』や『東邦大学薬学部開設80周年記念誌』、
『東邦大学理学部五十年史』などに記述が残されています。

投稿者:スタッフ

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