創立93周年
2018年03月07日
大正14年(1925年)の3月10日に本学は「帝国女子医学専門学校」として開学し、今週末でちょうど93年目となります。掲載写真は創立当初の木造校舎です。
日本で2番目の女子のための医学校でした。
そして終戦まで実質3校(注)しか存在しなかった女性医師の養成・輩出機関として続いていくことになりました。今では女性医師は珍しくなくなり、ごく身近な存在となりました。その最初の一翼をになったのは紛れもなく本学です。
大正14年に医学科単独からスタートし、のちに薬学科が設置され、付属看護婦養成所、理学部の前身である理学専門学校も続々設立され、現在の東邦大学へとつづきます。
93回目の創立の日を迎えるに当たり、何事にも代えられえない教育機関としての「歴史」や「伝統」を改めて感じていただければと思います。
(注)女性医師の養成機関として、戦時中の医師不足に対応するため女子医学専門学校は太平洋戦争末期に公立でいくつか増設されたが、いずれも卒業生を出すことなく終戦を迎えたため、戦前の女性医師「輩出」機関は本学を含めて実質3校である。本学以外の2校は、「東京女子医学専門学校」(現在の東京女子医科大学)と「大阪女子高等医学専門学校」(現在の関西医科大学)でいずれも私立である。
投稿者:スタッフ
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