創立者からの戒め

前回は創立者兄弟のうち弟の晉についての記事であったため、今回は兄の豊について取り上げたいと思います。
現代を生きるわれわれにも刺さる言葉を紹介いたします。

「幸いにも近ごろ女子教育の普及ぶりは目覚ましいものがある。しかし、この女子教育の実体が単に嫁入り道具かアクセサリーの一つでなければ結構である。なぜなら、高等教育を受けた女性の多くが、今なお感傷的、末梢神経的で、物事の本質を見究めようとせず、科学的な思考方法など思いも及ばぬものがある。このような現実を注視するとき、わが北鎌倉学園の教育使命もまた永遠に新しいものがあろう」
(「永遠に新たな使命」『北鎌倉学園三十周年記念』1970年発行より引用)

この言葉がつづられた70年代に比べて、今では女子の大学進学もすっかり一般化し、理系分野ではリケジョという言葉も誕生し、すっかり定着してますが、嫁入り道具やアクセサリーの一つにすぎなければよいがという嘆きは現在でも十分に通じますね。

学生のみなさまにはこれからもぜひ勉学で中身を磨いてほしいものです。

投稿者:スタッフ

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