習志野キャンパス

本学は、東京・大森と千葉・習志野にキャンパスを有しています。

大森キャンパスには医学部・看護学部、習志野キャンパスには薬学部・理学部があります。
現在は2つのキャンパスに分かれていますが、創立時はすべての学部が大森キャンパスにありました。

大正14年に帝国女子医学専門学校(医学部前身)が開校し、その後帝国女子医学専門学校付属看護婦養成所(看護学部前身)、薬学科(薬学部前身)、帝国女子理学専門学校(理学部前身)が、大森キャンパスに開設されました。

しかし、終戦の年の4月に大森キャンパスは空襲のため、現在の本館を残して焼失してしまいました。
その結果、物理的に教育施設が不足してしまい、新たな修学施設を探すことになり、決定した場所が習志野キャンパスでした。

昭和21年9月に理専が、11月に薬学科が習志野へ移転しました。
教授が移転業務の委員長となり、学生全員で作業を行いました。
標本ビンなどのこわれやすいものは、雑草を詰め物にしたそうです。
移転作業はもちろん大変でしたが、移転後の教育も大変でした。
陸軍が兵舎として使用していた建物での授業でしたが、戦後の財政難により、キレイに改修がされた教室ではありませんでした。
しかし、そのような環境でも、教授・学生がともに協力し合って授業が進められました。

昭和25年には大学昇格を果たし、東邦大学 医・薬・理・看護学部となりました。
そして、冒頭の文章のように、現在は2つのキャンパスで授業が行われています。

投稿者:スタッフ

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