夏季講習

トップページにお知らせを掲載いたしました通り、来週8月10(水)・12日(金)は資料室を閉室いたします。
ご迷惑をお掛け致しますが、何卒よろしくお願いいたします。

さて資料室は、少し長めのお休みをいただくことになりますが、先週に引き続き、帝国女子医専時代の学生さんたちの夏休みを紹介します。

学内誌「高峯」(昭和10年)には、先週ご紹介しましたドイツ語以外にも、細菌学や病理学などの講習が行われていたとの記載があります。

夏季細菌学講習は、8日間の日程で広範な細菌学的検査法を一通り学んだそうです。
正課授業と違って、少ない講習生で家庭的な団欒の中で、ゆっくり講義を聴いて、実験を行うような講習だったそうです。
その中の半日は、高千穂製作所の見学にも行きました。
高千穂製作所は、オリンパス顕微鏡を製作していたそうです。
この講習でも顕微鏡を使用しており、普段から使っている学生たちは、興味深く見学していたようです。

病理学の講習も、約10日間という日程で、病理組織標本製作を行いました。
こちらも充実した内容だったようで、参加した学生は、得るものが多かったと書いています。

ご紹介した講習は、有志のみの講習ですが、学生たちは、夏休みも積極的に勉強に励んでいたようですね。

投稿者:スタッフ

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