卒業

3月に入り、だんだん暖かくなってきましたね。
卒業の季節です。
本学でも、3日を皮切りに卒業式が行なわれます。

学生、教職員、保護者に向けた大学の学生生活を主に取り上げている
広報誌「TOHO UNIVERSITY NOW」では、
卒業生の希望に満ち溢れたメッセージが掲載されています。

昭和12年に帝国女子医学薬学専門学校を卒業した学生も、
学内誌に寄稿していました。

「卒業に当りて」佐藤カズ
…自然科学に対する概念も漸く把み得られた様ではある。
“自然科学的な物の観方”我々が等しく親しんで来、
此れからも専ら親しもうとするものである。
それは一つの観方であって、必ずしも全般的なものでない事。
例えばvorwissenschaftlich(プレ学問的)な事柄に対しては科学的な批判を加える事は出来ない。
と云う意味の事を三年の頃伺ったのを思い出す…


「卒業に当りて」壽子
…新しき明日への社会へ真直ぐに進んでゆく為に、
何の準備もなく、何のゆつりもない現在、
ただ一つの感慨は「人生の意義は努力にあり」の校長先生のお言葉だ。…


それぞれ、本学で学んだことで印象に残ったことがあったようです。
校長である晉先生の言葉も深く胸に刻まれていたようですね。


これから社会に旅立つ大学生のみなさまが、
有意義な新生活を送れることをひっそりとお祈りしています。

投稿者:スタッフ

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