大森病院の開院時
2015年10月30日現在、学校法人東邦大学は、
・医療センター大森病院
・医療センター大橋病院
・医療センター佐倉病院
・羽田空港クリニック
・羽田空港国際線クリニック
5つの医療施設を有しています。
今回は、最初に開設された「大森病院」の開院時について少しお話します。
大森病院は、本学創立と同年の大正14年12月に
帝国女子医学専門学校付属病院として開院しました。
内科・外科・産婦人科・眼科の4科でスタートし、
外来患者診察室のほか、入院患者約60名を収容できる設備、
レントゲン装置、人工高空太陽灯などの設備がありました。
院長は晉先生が務め、内科診療も行いました。
その他の先生方も立派な方が揃っていました。
内科 | 部長 | 松崎武男先生(東京帝大) |
有福精一先生(慶應医科大学) | ||
外科 | 部長 | 佐藤太平先生(東京帝大) |
大槻正路先生(東北帝大) | ||
産婦人科 | 部長 | 東恭則先生(千葉医科専門学校) |
山崎嘉四郎先生(千葉医科専門学校) | ||
眼科 | 部長 | 長谷川俊明先生(東京帝大) |
開院時は、木造の建物で、4科でのスタートでしたが、
その後、科を増やし、建物も増築して、だんだんと総合病院へ整備されていきました。
現在では6棟ある病棟で、大学病院としての専門的で高度な医療に取り組んでいます。
時代の流れとともに、変化を遂げてきた大森病院ですが、
開院時から変わらない大森の地で診療を続けています。
投稿者:スタッフ
カテゴリー:資料室近状