世界観研究会の談話会

世界観研究会は、晉先生が昭和36年に額田医学生物学研究所内に立ち上げた会です。
研究会の案内には「会の目的」に下記が記載されています。

 額田晉著「世界観」および「自然生命人間」を中心として、われわれの生きる目標をとらえ、どのような心構えで生活したらよいかを探究するのが目的です。
 そのために、隔月「会報」を発行して会員相互の心の交流を図り、なお毎月「談話会」を開いています。

この「談話会」が初めて開かれたのは、昭和36年8月20日でした。
午後2時から始まったこの会は、参会者27名で、
晉先生から世界観についての説明の後、午後4時頃まで続きました。
ちなみに第1回談話会は、西瓜を食べながらだったそうです。


談話会はその後、毎月第3日曜日午後2時から開かれていました。
その都度通知はせずに、気軽に来れるように開催していたようです。
また地方でも開催され、昭和36年11月に熊本大学で行われた会には、
約100人の学生が集まりました。
翌年には、桐生市、広島市、旭川市、釧路市などでも開催され、
晉先生が精力的に活動されていたことがかがえます。

談話会がいつまで続いたのか、未だ分かっていませんが、
会報記載の談話会ご案内は、晉先生が亡くなった後の昭和48年の会報にも記載があり、
その頃まで続いていたのでしょう。
晉先生の思いを受け継ぐ人がいたからこそ、没後9年経っても続けられたのでしょうね。

投稿者:スタッフ

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