寄宿舎行事
2014年10月17日本学には、創立当初から寄宿舎があったことは、以前にも紹介しました。
その寄宿舎では、いろんな行事が行われていました。
新入生歓迎会からはじまり、旅行やハイキング、
ウォーキングやお月見、晉先生を囲んだ座談会、
そして送別会にいたるまで、さまざまな催しがありました。
今回は、お月見とハイキングの思い出を紹介します。
*寄宿舎のお月見(1934年)
・・・この晩寄宿舎では滑稽な程沢山な御ハギの御馳走で「仲秋の名月」を祝つてくれた、夕食後舎からの例年の葡萄と栗の袋を手に手に有志は門限迄の一時を得て六郷土手にお月見と洒落た。
・・・舎に居て居ながらの月を賞でる人々。こゝにも都会の風景を書く。大建物の屋根の端から現はれた名月をそれぞれ違つた心持で賞でゝいる。
*ハイキング(1937年)
この日は、横須賀線で戸塚駅まで行き、柏尾川沿いを歩くコースだったようです。
気持ちの良い気候で、お昼には寄宿舎特製の大きなオニギリを食べたそうです。
食後には、
・・・大船撮影所まで歩き、前のクローバの上で写真を取り、時間を待っていました久原様が見えたと云うので急いで行って見ますと、撮影の後かつぶししまだで出迎え下ださいました、撮影所では、ロケーションの一部や幹部部室等色々見せて下ださいました、記念撮影を写し、午後二時三十分に見学を終え帰舎しました。
と、あります。
このように、親元を離れて寄宿舎で暮らしていた学生たちは、
勉学に励む傍ら、いろんな行事を通して、
息抜きをすると同時に、内面も磨いていたのではないでしょうか。
投稿者:スタッフ
カテゴリー:資料室近状